FSNOWL関東ツアー&ご近所さんツアー

2月の3連休、恒例の関東ツアーと、職場の友人の家族旅行がどちらも越後湯沢・・・ってことで、双方に無理を言って、ハシゴさせて貰いました。充実の3日間。へぎそば、寿司、うどんすきと、越後のうまいもんばかり、食ってました。


07年2月9日(金)

22時ピックアップ予定だが、わもサンが残業。1時間半ほど遅れるとのことで、それなら、「わたスキ」を見て待つ。
結局ピックアップは日付が替わった0:50。環八が思いの外、混んでいたが、FUKUYA旅館着は03:20。
余りにも雪がなく、例年と景色が違うため、もう何年も来ているわもサンが一旦は宿の前を通り過ぎてしまうおまけ付き。

宴会部屋(=今回の泊まる部屋)に行くと、まだ10人以上が宴会中。前泊組の最終到着だった。さっそく、ビールでのどを潤したあと、ワイン、日本酒を飲みながら、人によっては1年ぶりの旧交を温める。頂き物のじゃがポックルを持ち込み、皆で食す。高坂のSAで買ってきたという「イカチョコカレー」は微妙な食い物だった。5時就寝。


じゃがポックルな皆様

微妙な味・・・

10日(土)雨

眠い、文句なく眠い。が、子ども達が起こしに来てくれるので7:30には起床。
目覚まし代わりに、これまた持ち込みの「はんごろしキムチ」を南魚沼産こしひかりの上に載せて食す。何膳でも食える。

さて、予報どおり外は雨である。うーん、さすがに雨の中滑りたくはないなぁ。地元のぐでん氏の発案で、急遽、蔵元「鶴齢」見学へ。総勢15名で、精米から絞りまでの各工程の説明を聞いたあと、お楽しみの試飲。純米吟醸『鶴齢』と本醸造『平野屋』。
当主自ら、いろいろと説明をして下さる。何杯もお代わりして、つまみ代わりに「おばあちゃんの煮もの」まで出して頂き、最後は仕込み水まで出して頂く。2時間近く。本醸造が気に入ったので買おうとすると「できれば酒屋さんで買って下さい。」とのこと。

12時を回ったので田畑屋というへぎそば屋へ。
ちょうど昼食時間で混んでいたが、二手に分かれて運良くすぐに席に通された。へぎそば、舞茸の天ぷら、野菜の天ぷらに、たった今酒造場を見せて貰った鶴齢の冷酒。8人テーブルの組は、もともと盛りがよいへぎそばを12人前注文という暴挙。最後の方は苦行に近かった。満腹、満足。

蔵元での試飲会も、舞茸天で一杯も、全て、ドライバーさんの犠牲により実現。感謝、感謝である。
宿に戻る途中、ホームセンターに寄る。ブラブラしていたら、ミカンのネットよりも目が細かく、二回りほど大きな袋を売っていた。
何に使うのかと見ると「種もみ袋」とある。種もみを入れて、水(この地方だと温泉)に付けて発芽させるためのものだそうな。4.5リットルの袋が30円。話の種に買ったが、帰りには洗濯物で一杯。重宝しそうだ。もう少したくさん買っておくのだった。もうひとつ、インナーグローブ98円。これも安い! 優れもの!!

滑る気満々で宿に戻ると小3のすーさんが準備万端でまさにクルマに乗るところ。「俺も行く!」っと待ってて貰って、速攻で着替える。もう一人増えたので、別のクルマを手配して(ってことは、待ってて貰う必要は無かったのだが)、雨のそぼ降るゲレンデへ。まあ、何とかなるだろう。(右の写真はRX−8に板3台)
雪はシャリシャリのシャーベット状。2月の真ん中だというのに、こんな春スキーのような雪なんて・・・。
それでも、すーさんのペースに合わせて、デジカメで写真や動画を撮りながら2時間みっちり滑る。

5時過ぎに宿に戻る。温泉に行く気も起こらず、宿の風呂でゆったりと。上がってまったりとしてたら、舞子で滑ってた名古屋のさわサン夫婦が猫のうーちゃんの顔見せにやってきた。見知らぬ人に囲まれて、うーちゃん興奮気味。缶ビールを一本飲み終わったところで「食事だよぉ。」
晩ご飯からビール、日本酒・・・。子ども達がお酌をしてくれたり、走り回ったり・・・。すっかり子ども中心で物事が回ってくる。

この夜のお楽しみは落語会。いつもどおり、落語家さんが一席ずつ。水都家のっぺ「死神」、水都家艶笑「南京タマすだれ」「はんどたおる」 三流亭楽々 「抜け雀」。
「はんどたおる」はご存じ志の輔さんの新作。抜け雀も去年暮れの落語会で志の輔サンが演ったもの。何かのご縁? 

さて、宴会である。既にさんざん酒が入っているが、それでも新しい酒が開けば飲みたくなる。ちょいとコップで飲んでると倒れるので、マイぐい飲みを用意して、種類は多く、量は少なくで味わう。いつものことだが、誰と何を話していたのか、全く記憶がない。ひとつだけ覚えているのは日付が替わった頃から「わたスキ」を見たこと。ああ、やっぱ、大勢で見ると楽しいな。で、床に就いた時間は3時。

11日(日)雪〜曇り

2日続けての寝不足。きついが、この日は宿を動かなければならない。荷物をまとめるも、いつもと違ったパッキングをしていたので、「あれはどこか?」「これも入れたっけ?」と効率が悪いことおびただしい。それでも8時には食事を終え、ゲレンデ準備完了。
送っていくよ・・・と言ってくれた人もいたが、逆に、次の宿にいる友人から「迎えに行くぞ」との連絡がはいり、お願いしたしだい。8:50宿発。

H畑くんの迎えで、この日の宿。会社の施設である。ありがたや。玄関につくと、皆さん、準備万端である。おいらも、荷物を部屋において準備完了。この日のゲレンデは舞子後楽園
おいらも初めてのゲレンデ。ちょっと離れているが、レンタルスキー屋さんが送迎してくれるとのこと。アイデアですな。メンバーのうち、スキーをレンタルしたのは3名だけなのだが、残りの5名もOKとのこと。太っ腹である。

舞子後楽園のゴンドラについて唖然・・・。混んでいるのだ。うゎぁ。こんなの久しぶりだぞ。まあ、今日は子ども達とだからガンガンモードではないが、逆に子ども達がちゃんとリフト待ちをしてくれるのだろうか? まあ、ここまで来たら仕方がない。まずは上に上がろう。ゴンドラ40分待ち!! バブルの頃が懐かしい。それでも、一人で並んでいるのと違い、いろいろ話しながら、子ども達の仕草を見ながらだと、あっという間・・・ではないにせよ、それほど苦にはならない。

上まで上がると、かなりの降雪。
H家3人はそこそこ滑れる。K家4人はご夫婦はOKだが、4歳の娘さんは初めて、小2の娘さんも2,3回目という状況。舞子を選んだのは子どもスクールが充実してるから、ってことだったが、到着時には午前の受付が終わっていたため、午前中は自前でレッスンということになった。
それならば、浴衣の紐でも使って下の娘さんの面倒を見ようと思ったが、Kくんは「どうぞ滑って下さい。」。上の娘さんにも「一緒に滑ろう」と言ったが、恥ずかしいのか、ついてこない。ってことでH家と滑ることになる。

4人とも舞子後楽園は初めて。ひととおりゲレンデ巡り。コースには「グングン」「グイグイ」「ゾクゾク」「スイスイ」「ガンガン」「ギンギン」など、何となくの難易度は判るけど、覚えにくい名前が付いている。客のことを考えない自己満足な名前である。
バーンは、前日の岩原のシャリシャリ状態に比べれば、よっぽどいい。
一番上は「奥添地ボウル」と名付けられているエリア。「ボウル」はウィスラーにもあったが、要はどんぶり状。夏は放牧場だそうな。滑り降りてきて、リフトに乗るのにスケーティングが必要。小2のユウ君には少々きつそう。
長峰バレーには非圧バーンもあり、おとなでもハード、ユウ君も果敢にコブにチャレンジ。(っつうか、彼にとっては、コブはあまり関係ないのかも知れない。)
たっぷり2時間滑ったところで、ユウ君がコースアウトしかけて大転倒。エネルギー切れ。一方、K家は下山して午後のスクール申し込みをしていたのだが、これが受付だけで40分待ち。しかも上がってくるゴンドラの列も全然減ってない模様。仕方がないので、昼飯は別々。

私たちの昼食は、中腹の「マウンテン」。ごく普通のゲレ食と思ったら、カフェテリアのカウンターの中はメイド姿のおねぇさん。
吹雪の中、食堂に入ったのは丁度12時半で大混雑。6人がけのテーブルを二人で占領して居眠りしてるカップルなんかもいる。眠ってる間に混んできたんだろうな。

バブルのときを彷彿させる。我々は、オトナ3人が1階、2階に散って席待ち。そうこうする内に、雪がやみ、晴天に。窓際に立ち「お、晴れた、」と大きな独り言。反応した4名グループに「そろそろお出になりますか?」と声をかける。「晴れて来ちゃいましたね。」と追い打ち。「もうちょっとしたら。」とのお答え。それじゃ、とテーブルにグローブ、帽子を置かせて貰う。狙った獲物は逃がさない。H夫人に「取れたよ」、夫人からH君に伝言ゲーム。見事な連係プレー。昔取った杵柄ってところか。やはりバブルを経験している者は強い。ちなみに、居眠りカップルのテーブルはふた組が時間差で席取りをしたのだが、荷物をいい加減に置いて、カフェテリアに行ってしまい、どっちが先にとったかで真剣にトラブってた。甘いな・・・。

おいらとユウ君がテーブルに陣取り、H夫婦がカフェテリアの列へ。15分くらいはかかったか。食事にありつけたのは1時になっていた。
まずはオニオンリング、ソーセージをつまみに生ビールで乾杯。おいらはここの名物らしいオムライス。まあ、可もなく不可もなくといったところ。それよりも、ビーフカレーが見事だった。牛肉の固まりがゴロゴロ。あれで1000円は安いと思う私は、まだまだ牛肉信仰があるようだ。

13:30、滑り出そうとするとまた雪。うーん、誰の行いが悪いのか。午前に引き続き、ボウル、バレーを滑る。
その後、雪はやみ、エネルギー補給も終わったユウ君も元気。ポジションが直立に近いので、「手を前に」とアドバイス。右手が少し下がるのは左利きのせいか?
  リフトでH夫人と話していたら、「わたスキ」フリークだったことが判明。その後はずっと、H氏には判らない「わたスキセリフ」で会話。
15時過ぎ、ペアリフト乗り場でNIFの仲間とバッタリ。「運命感じるなぁ。」このころには雪も上がり、一瞬だが晴れ間もでた。

トイレ休憩をはさんで、リフトが停まる4時半までみっちり滑る。
さすがにヘロヘロ。最後の一本で一番下のバーンを滑ってたら、上の娘さんと練習するK君に合流できた。 ゴンドラ横のゲレ食(見た目も名前もイエローハウス)で生ビールを飲み、この日の〆。(ここのおばちゃんがいい人だった。)

岩原は当然として、ここ舞子も、クワッドリフトの降り場に「バーは減速してから(駅に入ってから)上げろ」という趣旨の注意書きが、最後の支柱に書かれていて、好感が持てる。が、見ていると、みな「上げろ」だけが目に入るのか、駅の前で上げているのだ。怖いなぁ。

時間どおりレンタル屋の迎えがあり、宿に戻る。風呂に入り、神経衰弱をやり(笑)、この日の晩飯は大寿司へ。
NIFのスキー仲間御用達のこの店、おいらは初めてだった。オトナはお任せコース、子ども達には巻物をたのみ、ビール、日本酒と進む。2時間、たっぷり宴会モード。宿に戻って飲み直し・・・と思ったが、この二日間、朝5時、朝3時まで飲んでたこともあり、どうにもこうにも目を開けていられなくて11時前には轟沈・・・。

12日月(祝)晴れ?

7時起床だが、食事は8時から。布団をはがされながらも、惰眠をむさぼる。
朝食後、ゲレンデ準備。H家、K家はキッズスクールが充実したNASPAへ。おいらは11:30に森瀧で仲間と合流することになっていたので、アクセスが楽な湯沢高原に独り旅。

夜来の雪で、新雪パフパフになってるに違いない。チビちゃん達への挨拶もそこそこに宿から歩いて3分のロープウェイへ。
朝2番のロープウェイで上がると、まだ殆ど人はいない。積雪は深いところで膝あたり。準備運動もそこそこに荒らされていない新雪を滑る、滑る、滑る。
天気も曇りから晴れへ。気が付いたら2時間滑っていた。途中からは、バーンが荒れてきたが、構わず滑り続けた。ちょっとやり過ぎ。左のふくらはぎに違和感が出てきちゃった。やはり、準備運動は必要だ。

そこで仲間を発見、リフトから声をかける。向こうもガンガン滑っていたので、なかなか追いつけず、リフト三周でようやく合流。独りで滑ってたってのは寂しいので記念撮影。
11:30 森瀧組のはっちゃんと、下山コースを滑って降りる。このコースが思いの外、面白い。下山コースなのに「上中級者用」しかも、今は着雪状態が悪いとかで上級者のみとなってる。「みんなとうどんすきを食べため、下山コースで森瀧に向かいます」・・・。頭の中にはブリザード。

他のメンバーは滑らずに森瀧直行だったようで、すでに勢揃い。ウェア、ブーツのままで森瀧に到着。生ビールのうまかったこと。おなじみのうどんすき、舞茸の天ぷらは相変わらずうまくて安かった。最後は雑炊で〆。
このまま終了の筈だったが、1時ちょっと前。午前券は1時までだから、ラスト一本。1時発のロープウェイで上がる。山の上の駅の待合い所で「スキージャンプペア5」を流してた。しばし見入ってたら「何、ボケッと突っ立ってるんだよ」と、またまた仲間と出会った。
ロープウェイから上はガスだし、もうリフトには乗れないので、下山コースをゆっくり降りる。これにて、3連休の滑り納め。

宿に戻り、一風呂。このころには辺りは雪に板とブーツをH氏に託し、スキーバッグひとつで越後湯沢まで。運良く直前にとれた指定席、MAXの2階席に収まり、家族連れに囲まれて16時過ぎ東京駅着。目黒に芝居を見にいったとさ。

【データ】

滑走日 :07年2月10日〜12日(シーズン通算滑走日数22日)
ゲレンデ:岩原、舞子後楽園、湯沢高原
リフト待:40分(11日舞子後楽園ゴンドラ)
宿   :岩原・FUKUYA旅館、越後湯沢・ゆやま荘
ゲレ食 :舞子後楽園 マウンテン 生ビール550円 オムライス1000円

へぎそば@田畑屋

にぎり@大寿司

うどんすき@森瀧

【おこづかい帳】

ツアー費 :26,700円(関東ツアー1.5泊3食17500円+ご近所ツアー1泊2食9,200円(宿泊、宴会、落語等込み))
交通費  : 8,860円(往路高速・ガソリン代割り勘3000円、復路新幹線5,860円(金券ショップ利用)
リフト代 : 6,300円(岩原は優待券利用、舞子後楽園3,300円(割引券使用)、湯沢高原半日券3,000円)
 計   :41,860円


シーズン累計:350,410円



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