冬の八甲田ツアー

昨シーズン、春の八甲田を経験、そのときからの宿題になっていたトップシーズンの八甲田ツアー。
職場の同僚の企画で実現しました。

2010年2月6日(土)吹雪

一行は6名。車2台で移動。ピックアップは早朝4時10分。前日、前々日と酒を抜いたが、眠いものは眠い。職場の先輩(北海道出身)に運転をお願いして、後部座席で意識を失っている。
この週末はこの冬最大の寒波が襲来。高速道路も雪で真っ白。途中、除雪作業やら、事故処理やらでのろのろだったり、通行止めだったり。が、先行するもう一台からの情報で、とにかく走り続ける。6時間かけて10時過ぎに八甲田ロープウェイ到着。(2時間遅く福島を出たクルマは、12時間以上かかって夜の7時到着だったそうだから、ラッキーでした。)

中国の春節が近いこともあって、中国の飾り物がありました。中国や韓国のお客さんが多いんだろうなぁ。
滑走開始は11時過ぎ。小雪がちらつく天気。ロープウェイ駅の表示では山頂は風速25m、気温マイナス18度、積雪は50センチ。これじゃ、死の彷徨になっちゃうぞ。

1本目はダイレクトコースを滑る。さすがに雪はたっぷり。ひとりはボーダー。横移動はきつそうだったけど、パフパフのところではしっかり埋もれてました。


1本滑ったところで丁度昼時だったので昼食。ロープウェイ山頂駅にあるレストラン。おいらはみそカツ定食1000円に生ビール。ここの味噌カツは味噌を肉の中に挟みこんでいる。この1000円はお値打ちである。うまかった。結構混んでいたのでたっぷり1時間昼休み。

昼食を終えて外へ出ると・・・なんと晴れてる。さっきは何も見えなかったのにどこまでも続く樹氷源、そしてその向うには陸奥湾まできれいに見える。吹雪の予報はなんだったんだろう。

2本目はフォレストコース。モッコ沢を滑ることになる。途中、かなり歩いているのだが、それも楽しい。とにかく、どこを滑っても雪がたっぷり。林間を楽しむ。


そのまま3本目もフォレスト。さっきの晴天は一瞬。スキーの神様がプレゼントしてくれたんだろうな。
かなり雪が強くなってきたのでそろそろ上がりたいところだったが、皆さんが「もう1本」というので渋々ついていく。最後はダイレクトコース。
吹雪の中を滑っていくと・・・、忽然と視界が開けた。うわぁーーーっ。思わず声が出ちゃいました。

宿に戻り、千人風呂で疲れを癒し、プチ宴会。明日はガイドツアーということで、申し込み。「朝からアルコールを多量に摂取されている場合、参加をお断りする場合があります」の張り紙。『多量に』が消されているのに大笑い。ビーコンを借りて、山岳保険に入って・・・。なにやら大げさなことになってきた。

夜はわたスキをみているうちに、皆沈没。寝る前に千人風呂にはいって日付が替わる頃には就寝。

2月7日(日)雪

眠い、でも、今日はガイドツアー。食事して、千人風呂で身体を伸ばして9時、宿のバスでロープウェイへ。ボーダー組とスキー組に分かれて滑走。
ロープウェイは大混雑。30分待ち。城ヶ倉ホテルのガイドツアーがほんの少し早く着いたようだ。残念。

全員が山頂に上がるのに1時間ほどかかる。10時半、滑走開始。昨日とあまり変わらない(汗)。

スキー組はのんびりチームと、ガッツリチームに分かれる。おいら達はがっつり組。20名ほど。
午前中は「ヘモ」コース。「変則モッコ沢」コースを略してこう呼ぶそうな。

美味しいところを教えてくれる。さすが、この冬一番の低気圧のおかげで、この日も35センチほど積もったそうな。2日で85センチ。腿まで埋まり、自分の蹴散らす粉雪で息ができなくなる。
圧雪された中斜面が好き!っていうのがおいらのスキースタイルなのだが、ここまで美味しい斜面に出会うと夢中ですわ。
20人ばかりが滑っても、どこかにノートラックのラインがあるのだからなぁ。」

かなり頻繁に休憩をとりながら滑り降りる。ちょうどボード組も到着したので、無事合流。「午後は1時半に山頂集合」との声に、ロープウェイに飛び乗り、昨日と同じ山頂レストランへ。
実は、昨日見ていて「ジンギスカンスイッチ」が入ってしまったのでした。東京からのOさんと一緒にジンギスカン定食1200円を注文、瓶ビールを呑みながら至福のとき。昨日といい、今日といい、このレストランはコストパフォーマンスが大変よい。(出てくるのが遅いのが玉に瑕だが) ちなみに、このレストランのおばちゃんは、鳩山首相夫人に雰囲気が似ているのでした。

午後は銅像茶屋へのコース。昨年の春ツアーでも滑ったコース。

2時間弱のツアーコース。途中の難所はツアーガイドさんがスコップでならしてくれる。天気が良くないのが残念だけど「新雪を求めるか、晴天を求めるか」と言われれば答えは自ずと決まってるもんなぁ。

銅像茶屋に着いてびっくり。茶屋まで行けないのだ。除雪がおいつかないから、春までこのままなのだそうな。茶屋をバックにイントラさんと記念撮影。

16時、宿に戻り、千人風呂にゆったりとつかり、17時酸ヶ湯発。帰りは雪もなく、順調に走り22時に仙台着。

ドライバーは往復10数時間の運転、お疲れ様でした。

【データ】

滑走日 :10年2月6日〜7日(シーズン通算滑走日数 16日)
ゲレンデ:青森・八甲田山スキー場
リフト待:30分(朝1番のロープウェイ)
ゲレ食 :RW山頂駅 ジンギスカンセット1200円 みそカツセット1000円
ゲレ宿 :酸ヶ湯温泉

【おこづかい帳】

ツアー費: 17750円(宿泊1泊2日+交通費割り勘+持ち込み酒代ほか)
リフト券: 6050円(ロープウェイ5回券4900円+1回券1150円)0円(ご好意に甘える) ガイド代: 4500円(ガイド1日3500円+ビーコン500円+山岳保険500円)  計  : 28300円


シーズン累計:221,100円



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