野沢温泉ツアー毎年恒例の高校のバドミントン部OBで行く野沢である。15の時に初めて泊まってから30年を超えてる。仙台からどうやって行こうかと探したら「仙台−長野−松本」の夜行バスを発見、早速、使ってみた。長野−野沢温泉が思いの外、不便だったけど、皆さんに拾って貰ったり、送って貰ったりで、快適に無駄なく往復できました。 宿のオヤジさんとお会いするのが楽しみだったけど、雪も良くてバッチリ楽しめました。 08年2月15日(金)夕方、仙台は雪模様だったので、大事をとって21時前に自宅を出発。夜行バスは仙台駅東口22:10発を予約していたが、市バス降り場からは宮城交通の高速バス案内所が近く、しかも22:30発で余裕がある。窓口に「乗り場変更したいんですが。」と言ったら「大丈夫ですよ。」と特に手続き無し。ってことは、東口は定刻即発車、乗り遅れは待たないってことですな。列車と一緒だ。 1時間ほど待合室で待って、仙台発。29席のバスに半分強の16名乗車、スキー板を積み込んだのは私だけ。後はどういうお客さんなんだろう。 バスは、東北道から山形道で山形へ。そこから一般道で新潟へ。新潟から北陸道、上信越道で長野へ向かう。鉄道のイメージで何となく大宮経由かと思っていたのでびっくり。 途中、新井で「真のチェーン規制」があったけど、バスの運転手さんが「チェーン付けて走ったことなんてない」と気迫の交渉(笑)。結局、ノーチェーンでOK(笑) ちなみに、私が乗ったバスのナンバーは「100」番。松本市の市制100年を記念したナンバーなんだって。 16日(土) 晴途中、小布施PAで休憩。5:52長野インター前バス停に時刻表通りに到着。東京から走ってきたほけんクンと合流、ほけん車にて、懐メロのイントロ当てをやりながら野沢へ。早朝に雪かきしているガソリンスタンドをみると一晩で30センチ以上は積もってる感じ。7時前にげんたろうや着。長野駅から公共交通機関を乗り継いで来ていたら、まだ長野駅を出発できてない(9時前にようやく野沢温泉着)から、ありがたや、ありがたや。持つべきものは優しい後輩だ。 早速、温泉にはいり、ドライバーほけんくんとビールで乾杯。8:30、ビール2本空けたところで半泊組4人が起きてきて、ようやく朝食。 予報に反して天気はそこそこ良い。9時半過ぎに出発。レストハウスで親父さんにご挨拶をする。例によってぶっきらぼう(笑)。仙台転勤のご報告。「早く嫁貰え」とこれまたぶっきらぼうに言われちゃう。 長坂ゴンドラは駅の外まで列ができていたが、「最後尾」のプラカードを持った係員さんは「10分も待ちませんよ」とのこと。ちなみに「最後尾」のプラカードは見た記憶がないが、長野国体シフトなのだろうか? 10時、ゴンドラに並ぶが係の方の言うとおり10分待ちで乗車。 ゴンドラからリフト2本乗り継いでやまびこへ。前夜も30センチ以上降ってるのだから、とにかく雪がいい。やまびこをグルグル滑る。今シーズンからAコースもボード解禁(これで、野沢全山ボードOK)されたが、ボーダーはそれほど目立たない。 国体の関係で閉鎖されているはずのBコースも滑れた。柔らかいコブなので、コブの苦手克服練習にはちょうどいい。 やまびこのフード付きリフトの下は滑走禁止なのだが、ボーダーはここにいました。あまりの深雪にみんな立ち往生。 沢の方に滑っちゃったボーダー・スキーヤーは、滑った分くらい登らなきゃゲレンデに戻れないのに。板やボードが邪魔で脱いじゃって、さらに事態を悪化させている。 この様子はリフトからも十分判るのに入っていっちゃうんだから自業自得。天気も良くなってきてるし、あれで雪崩でも起きたら・・・と思うとぞっとする。栂池や広島で遭難事故があったばかりだというのに、何て無謀な。 何もそんなところに入らなくても、十分深雪を楽しめる(右写真)のにねぇ。 そうこうするうちに昼の時間になったので、自己責任ゾーン経由で、いつものパラダイスゲレンデのはくぎんへ。 ちょうど昼のピークで大きなテーブル席は空いておらず、小上がりに陣取る。ブーツを脱いでしまったのだから、あとは呑むっきゃない!! いつもの野沢菜炒めとおつまみ焼き肉。さらに、ソーセージだの、おでんだの・・・。 この店のいいところは、目の前がゲレンデであり、板を履いたらすぐに滑り出せること。(野沢温泉スキー場内には何軒もゲレンデ内のレストラン・食堂はあるが、リフトに乗ったり、コースまで歩いたりしないですぐに滑り出せるのは、このあたりしかないのでは? パラダイス、ユートピア、シュナイダー、チャレンジをグルグルと回す。こんな時間でもコース脇にはまだまだ深雪が残ってて、油断すると「人だよ、助けなきゃ」状態。今滑らずにいつ滑る、と、「外腰」「インスキーのアウトエッジ」「進行方向に早めに顔」等々、一本一本テーマを決めて17時まで滑る。 滑走終了後、ユートピア、日影ゲレンデ経由で長坂へ。日影−長坂の連絡トリプルリフトを降りたところから、ジャンプ台がよく見えた。明日、何かの大会らしく整備されており「ジャンプ台らしい」姿を見せていた。(シャトルバスの発着所を作るために、かなり気を伐採したらしく、レストハウス前からもよく見えていた。) レストハウスで生ビール呑みながらまったり。おやじさんに「もう6時で晩飯だ。」と追い出される始末(笑) ビールは呑んできたので、夕食時は最初から日本酒。宿のおかみさんが千寿を差し入れてくれた。冷えてて、すっきりしててうまい。 食事から戻り、雪がちらつく中、松葉の湯へ。宿に戻り、厨房で少々ダベった後、部屋で小宴会。「わたスキ」から「ボンナゴ」に進む中、皆、次々に沈没。独り残され、風呂に入って0時半に就寝。 17日(日) 雪「雪だ・・・。」の声に布団から出る気力が失せる。それでも7:40に食事。食後は風呂でストレッチ。荷物をまとめて、宿代を精算して・・・と、野沢温泉テレビに映し出されるゲレンデはやっぱり雪。結局スタートは初日と同じ。10時過ぎにゲレンデへ。 この週末は雪だるま祭、温泉街の宿の前にも、ゲレンデのリフト乗り場にもいろんな雪だるまがたくさん・・・のはずなんだけど、宿の前の雪だるまは連日の降雪に埋もれて見えなくなっちゃってる。残念。 山の上の方は雲の中、天気は悪そうだけど、縁起物だからやまびこをめざす。除雪が間に合わないとかで、一番奥のフード付きは動いていない。それなら、自己責任コースでも滑るか?・・・なんて言っていたら「ただ今から運転を始めます」とのアナウンス。 急いで、フード付きへ行く。多分最初の20人めくらいの客。そこら中新雪!!! 初日も悪くなかったが、その比じゃない。とにかく2時間、「新雪ワンポイントレッスン」なんかもやりながら、延々とやまびこのフード付きを滑る。今日もリフト下の沢でもがいているスキーヤー・ボーダー多数。あいつら、今に痛い目に遭うぞ。 そうこうしているうちに、このツアーの常連・ぐんが八方からはにーと転戦してきて合流。このふたり、ゲレンデよりもはんごろしが目当てにちがいない(笑) レストハウスに向かう本隊と別れ、ぐん、はにーと、やまびこA、自己責任コース(右上写真)、ユートピアとまだまだ残ってる新雪を滑り、ようやく14時レストハウス。本隊は既に〆のソフトクリーム。 はにーは、おいらたちの仲間の義弟、なんて話やヘルメットはいいぞ、なんて話をしながらこっちも昼食。生ビールに特製餅入り味噌ラーメン。〆はソフトクリーム(笑) 15時にようやく午後のスタートで宿を出たところで、本隊のこの日帰る組が滑走終了。 おいらたち3人は、とりあえず長坂ゴンドラで上へ。もう新雪はいいから「何も考えずに大回りがしたい」との声にパラダイスへ。フード無しリフトでパラダイスを2本滑っていたら、ぐんの膝の調子が良くないようだったので、そのまま、ユートピア、日影へ。 ここで、本日残る組のkaoruちゃんとバッタリ遭ったので、滑走終了のぐん・はにーとさよならして、彼女と日影で滑ることに。 そろそろスタンスを狭めてもいいかな、と思ってたkaoruちゃんの滑りが、午前中の新雪レッスンで、スタンスが狭い方が滑りやすいことに気付いたのか、良い感じになっていた。ちょっとアドバイスした人が上達するのを見るのは嬉しいモノである。 結局17時近くまで滑り、宿に戻る。本日帰る組はほけん車の掘り起こしに1時間、宿前の交通混雑に1時間とられて、ようやく出発するところ。お見送りが出来た。 月曜まで滑る幹事の大輔命くんと風呂に入る。ちょうど、オヤジさんも入ってきたところ。 パッキングして、はんごろしを仕入れて、厨房へ。この日の晩飯は、宿の皆さんの賄いにご相伴させていただくことになっていたのだ。 大勢で大皿から、揚げ物、煮物、サラダに漬け物をつつく。奨められるままに日本酒(「雪男」という銘柄だった。)も頂く。夜行バスはトイレ付きだったので強気である(笑) 20時、宿の車で戸狩野沢温泉駅まで送って頂く。千鶴さん自らハンドルを握って、雪道の下り15分ほど。晩ご飯も食べさせて貰い、駅まで送っていただく。どちらもサービス。ありがたや、ありがたや。持つべきモノは優しい女将さんである。 ここから飯山線に約1時間乗り長野駅へ。夜行バスの発車時間まで1時間ちょっと。おあつらえ向きにバス停前に蕎麦屋さん。焼酎のそば湯割(350円)を、山菜おろしのお通し(200円)やワサビの茎(380円)、信州三品盛り(フキ味噌、野沢菜炒め等180円)で頂き、時間調整。腹が空いてればミニもり蕎麦(360円)ってのもアリだったな。 上信越道のトンネル事故の影響もなく、松本からのバスは定刻に長野発、順調に進行し、定刻より若干早く6:30仙台着。 【データ】滑走日 :08年2月16日〜17日(シーズン通算滑走日数23日)ゲレンデ:野沢温泉 リフト待:長坂ゴンドラ15分(17日午前10時過ぎ) 宿 :げんたろうや ゲレ食 :パラダイス「はくぎん」 つまみ焼き肉 600円 生ビール500円 :レストハウスげんたろうや 特製もち入り味噌ラーメン 900円 【おこづかい帳】ツアー費 :17,500円(1泊3食、リフト2日分、飲み物代、宴会代)交通費 :14,740円(仙台−長野の直通バス往復+戸狩野沢温泉−長野のJR) 計 :32,240円 シーズン累計:348,930円 |