AFSC正月ツアー恒例のAFSC正月ツアー。振り返ってみれば、今年がちょうど20回目の参加。仙台転勤で、どうしようか・・・とも考えたが、常連さんは心待ちにしてくれている様子。4日間、レッスン、レッスン、またレッスン。文字通り、AFSCの原点「教えさせて頂く」の真骨頂でした。07年12月30日(日)10:30仙台駅東口発のバスで東京へ。東京からはAFSCの本隊に合流。新幹線が2時間1万円のところ、バスなら5時間3200円。「5時間かけて、東京に行くんじゃ、バカだよなぁ・・・」という台詞がよぎる。16時、HIRO着。HIRO号、ヤマカオ号2台に分乗して17時発。1歳半の壮太を含め9人。新しい山手トンネルを通って、外環、関越と進み、途中渋滞もなく21時志賀の湯ホテル着。京都からノブ君親子が1日早く現地入り。軽く飲んでいると塩ジィ・ネコちゃんも到着。温泉に入り1時就寝。 31日(月) 雪昨晩セーブしたせいか、目覚めすっきり。レッスン開始前に数本滑る。ここ数年、年末年始に一緒になる愛知のRZDの皆さんは既にゲレンデをかっとんです。彼らは朝一番が大好き。前夜はきっと遅くまで呑んでいただろうに。 昨年、板(Salomon2V)を5000円譲って頂いたしんサンとリフトで一緒になる。 ぴ「一年のご無沙汰で。」 し「板がロッカーにあったので、来てるなって判りましたよ。」 ぴ「この板調子いいですわ。」 し「今年はブーツがありますよ。」 ぴ「さすがに、ブーツはねぇ。」 し「サロモンの26.5なんですけどね。昨年のモデル、3回くらいはいただけ。」 ぴ「また、5000円ですか?」 今「いいですよ。5000円で。」 ってなお話になりました。あとで試し履きさせて頂くことに。 9:30、レッスン開始。久しぶりに「体操のおにいさん」として準備運動。この日の午前は朝いちで到着した鬼武と一緒に初心者2名のレッスンを受け持つ。 昼は志賀の湯の生と餃子だけ。 PMは中級者3名を受け持ち、蓮池へ連れて行く。常連のアベ家の3番目が妙に大人びてるのが不思議。 夕食。例によって、量が半端じゃない志賀の湯の食事を完食。食後、横になったら、そのまま23時近くまで爆睡。身体が言うことをきかないが、食堂に上がり年越しそば。 この時点では食堂にはお客さんはチラホラだったが、23:30くらいからカウントダウン乾杯を始めると加速度的に増えてきて、カウントダウンの頃には20〜30人が座れなくて立ち見、さらに、ホテル前にもビデオやカメラを構えた観客が(笑) カウントゼロでクラッカー。そして、雪の降る中、RZDの皆さんも参加してくれて、10数人で雪上マイムマイムを敢行。最後は三本締め。 降っている雪はそれほどでもないが、10センチほど積もった雪が足全体を包み込み、とても冷たい。結構、きつかった・・・。 その後は、志賀の湯差し入れのワイン3升をみんなで回しのみして夜は更けるのであった。部屋に戻ってしばらく飲んでいた。丸池に戻る安斉さんを玄関に見送りに行ったら、厨房で酒盛りの気配。宿の慶ちゃんとシン君、そしてバイトさんが飲んでた。1時間ほど一緒に飲ませてもらう。 1日(祝) 雪この日も雪。びっくりするほど酒が残っていない。「ウコンの力」の力は凄いな。前夜のうちに借りていたブーツを試し履き。ソール長が一緒なので、ビンディングをいじらずに履けるのがありがたい。 AMは初心者のこども4人をヤマカオさん、明穂と3人で受け持つ。歩くことから始めて、ホテル前のスロープを登っては滑って、登っては滑って。 ひとり5年生の男の子トモ君は、「腕に覚え」があるらしく、しきりに「あっち(メインゲレンデ)は滑れるのかなぁ。」「北海道でリフトに乗ったんだぁ。」とアピールしてくる。気持ちはわかるけど、君、チト早いよぉ、だって、思うところでターンできないじゃん。 昼休み、ビールはパス。というのも、こどもを教えていると、先生がトイレに行くわけには行かないし、登ったり降りたりしているうちに汗が「酒臭い」ってなことになってもいけないから・・・。カレーラーメン。 昼食後、自分のブーツのインソールを試し履きのブーツに入れる。全く違う感覚。サンバレーを2,3本飛ばしてみると、きれいに横に倒せる。左のくるぶしがちょいと当たる感じだが、それ以外はぴったり。こりゃ「買い」だな。 PM、午前中の4名+1名=5名をイントラ4人で蓮池へ。プラスの1名はうちのクラブ常連の男の子タツキ君。きれいな滑りをする子である。2名は「魔法のヒモ」で、残りの3名は何とかプルークボーゲンで移動開始。 イントラが一人足りないので、ペアリフトには乗せられない。と、トモ君が「僕、ひとりで乗れるよ。」 だいぶ迷ったが、お父さんも来ていたので、お任せしてペアリフトに乗る。見てると・・・危なっかしい。気持ちに身体がついて行ってない。 滑っているうちに、タツキ君ができることが自分にできないことに気づいたトモ君はブルーになってしまった。子どもって分かりやすい・・・。 この日は1日、かなり降ったので、ナイターゲレンデがとってもいい感じに見えた。夕食時、ノブがナイターに出るというのでおいらも出る。19時のナイター開始と同時にリフトへ。今年からナイターは短いペアリフトのみ。その分、ナイター券は1200円とお得。 リフトから降り立つと、ピステンが入った上に2,3センチの粉雪が積もっている。 誰もいないバーンを大回りしていくと、まるで雲の上を滑っているよう。思わず声が出てしまう。粉雪の下の圧雪状態もきれーーーに平ら。とても丁寧にグルーミングされている。(実は、このナイターにはパトのイシカワさんはじめ、リフト小屋の人が滑りに出ていた。そんなのも関係あったのだろうか?) 3本目は吹きだまりの、ボーダーさんがスキそうなところの粉雪を食う。とにかく2時間、休みなしで滑りまくる。 部屋に戻ると重箱のおせちで宴会が始まるところ。30分ほど飲んで、おいらは「ボンベイ to ナゴヤ」を持って、RZDの皆さんの部屋へ。名古屋を舞台にしたインド映画を見ていただく。最初は胡散臭そうだったけど、犬山や名古屋など、見知った場所が出てくるとみなさん釘付け。「あ、レジャック」「これ、三越の屋上」「そこで踊っちゃダメだろ」とツッコミ炸裂。名場面だけを1時間ほどにして見てもらう。 AFSC部屋に戻ると、宿の若旦那が顔を出してたので、さらに一緒に飲む。 皆が寝静まってから、風呂場のヘアドライヤーを使って、気になっていた左の内側のくるぶしの部分のインナーを温めて、成形し直し。寝たのは3時過ぎ。 2日 晴れようやく晴れた。朝いち、RZDの皆さんとかっとんでみる。ブーツの簡易成形は成功したようで、くるぶしも全く気にならなくなった。AMは明穂と二人で昨日初めてスキーをはいた4歳のナナちゃんのレッスン。ファミリーゲレンデで明穂がひもで引っ張り、おいらがバックボーゲン。なかなか「飛行機」ができなかったけど、「はっけよい」のポーズならできる。不思議。すぐに次のターンをしちゃいそうになったら「のこった、のこった」と声がかけられるのでgood。新しい技である。 午前中のうちにファミリーの中腹からヒモなしでターンしてこれるようになった。こどもの上達ぶりには驚くばかり。ちなみに、昨日ブルーになっていたトモ君も今朝は元気に「リベンジ!」と叫んでレッスンに来てくれた。 味噌ラーメンの昼食後、部屋に戻って横になったら、そのまま爆睡。塩じぃに起こして貰わなかったら、午後のレッスンはパスだったな。 午後はナナちゃんは明穂ひとりに任せて、これまた初めて板をはく7歳のユカリちゃんと4歳のアカネちゃんの姉妹を担当。一言でいえば、姉は努力型、妹は天才型。ホテル前の斜面、妹は最初から転ばずに滑り降りた。姉はどうしても尻餅をついてしまう。が、「おなか引っ込めて」とポジションを作らせながら何度か練習するうち無事「最長不倒」。こうなってくると体力と気力に勝る姉の勝ち。苦手の「カニさん登り」も、「これができないとリフトに乗れないから。」と一生懸命登っていく。その姉の姿を見て、妹も対抗心を燃やす。最初はどうなるかと思ったが、2時間でまずまずの仕上がり。 レッスン後、ファミリーゲレンデで検定のサポート。3級と4級。初日の午後に教えた中級者も受検。なかなか、いい滑りである。 検定終了後、メインゲレンデに一人戻り、暗くなるまで自主トレ。経費節減なのか、いつもは17:30くらいまで動かしているリフトが今シーズンは16:45まで。ナイター照明を入れないギリギリの時間。さすがに最後は見にくい。 夕食後、師匠が「ナイター行くか。」 え?? 師匠がナイター?? 「イントラもちょっとは滑りをみてやらないと。」ということで、ヤマカオ、ノブ、後から合流したケンちゃんとナイターレッスン。 おいらは「ストレート内倒」がテーマ。頭も残さず、棒のようにインに身体を倒す。「この靴でならイケる。」 21時までみっちりレッスン。 入浴後、夜は部屋でグダグダと酒を飲み、日付が替わる頃にお開き。 3日 晴れ〜曇り朝、起きられず。食堂に行ったのは8:15。それから、夕方に備えて荷物を木戸池に置いていく分と持って帰る分に区分け。ゲレンデに出たのは9:30ギリギリ。この日の午前中は中級者5人。4級レベルから3級レベルへの導入。ペアリフトをグルグル回してプルークボーゲンからプルークターンへ。お母さんが、なかなか板が踏めなかったが「肩で板のトップを押してみて」と言ったら、すうっときれいに弧ができた。本人も「こんなに楽なんて。」とびっくり。 昼は今回初めてビワ池ホテルのアプリコット。餃子と大生。 午後は同じく中級者2人。クワッドリフトを繰り返し、繰り返し。ひたすらプルークターン。 レッスン終了後、さっと着替えて、板、ブーツ、ウェアを木戸池温泉ホテルへ預けにいく。12月に寄ったときには「預かりますよ」ということだったが、この日のフロントのおじさんは「この週末は手一杯なので・・・」と拒絶モード。それでも食い下がると、地下の空きスペースに「お客様の責任で」置いてくださいとのこと。まあ、このウェアを持っていくやつもいないだろうから、目立たないところに置いてくる。 っと着替え、クルマを出して貰って、板、ブーツ、ウェアを1月第2週に泊まる 風呂でざっと汗だけ流し、他のメンバーとともに17時にサンバレー発。さすがに正月の3日、志賀の下りから渋滞。1時間かけて下山。関越も20キロほどの渋滞があり、22時40分新宿着。夜行バスに無事乗って仙台5時着。 【データ】滑走日 :07年12月31日〜08年1月3日(シーズン通算滑走日数9日)ゲレンデ:志賀・サンバレー リフト待:なし 宿 :志賀の湯ホテル ゲレ食 :志賀の湯ホテル 【おこづかい帳】ツアー費 :75,000円(3.5泊7食、宴会代、ビール代、東京・志賀の往復クルマ代)交通費 : 7,700円(東京・仙台のバス代3200+4500) リフト代 : 6,800円(3600×4+1200×2−10000(クラブから補助)) 計 :89,500円 シーズン累計:154,580円 |