日帰りスキー(尾瀬岩鞍)

昨年12月から7週末で6週末、泊まりのスキーをしていたため、今週は1回休み・・・と思っていたのですが、思いも寄らぬ寒波の到来もあり、急遽、高校の後輩と4人で日帰りスキーをすることになりました。

考えて見れば、35日間滑った昨シーズンも日帰りは1回のみ。ゲレンデは、志賀、車山、野沢、ハンターマウンテン、マウントジーンズ、苗場、田代と7つに留まる。(後ろ3つはそれぞれ1日しか滑っていないので、偏り方がわかろうというもの)。

で、近場のゲレンデというのを知らないので、残りのメンバーの話し合いで尾瀬岩鞍に決定。

22日(土)
朝4時半過ぎ、メンバーから「近くに来ました。」との電話があり、小生がマンションの玄関にいそいそと降りていくと、そこには・・・。ネパールの民族帽とミャンマーの民族衣装に身を包んだY田くんが立っているではないか。実は事前に、

 ぴ「日帰りスキーって、ほとんどスキーの格好をするんでしょ?」
 Y「僕は、『スキーに行くときにスキーの格好をしない』という主義ですので、普段着です。」
 ぴ「何という主義なんだろう(笑) ネパールの帽子で現れたら、早朝の春日通りに響きわたる声で大笑いしてあげやう。」

ってなメールのやりとりがあったのだが、まさかホントにやるとは・・・。マンション中に響き渡る声で明け方4時半に大笑いしてしまった。

Y田号は、既に1人ピックアップ済みで、3人で最後の1人をピックアップ、平和台を5時に出発しました。

その後、小生はすぐに寝に入ってしまい、起きたのは駒寄PA6:15。ここでは何と男性用トイレにも行列ができていた。この冬一番の寒波、降雪の情報を聞いて、日帰りスキーヤー、ボーダーが殺到したようだ。
その後、高速のチェーン規制(Y田号通過時は解除)の影響もあり13キロの渋滞・・・。ここ1〜2年、行きに渋滞にはまった記憶がない。で、また寝に入る。途中コンビニに寄り、尾瀬岩鞍に着いたのは10時近くなっていました。タッチの差で第3駐車場に駐車することになる。更衣室で着替え、シャトルバスでゲレンデへ。

小雪がちらつくも晴れ・・・という不思議な天気。ゴンドラ(4人バラバラに乗る「空席待ちシステム」を利用したため、待ち時間は殆どゼロ。6人乗りゴンドラであるが、このシステムは合理的。)で頂上へ、ミルキーウェイで足慣らし。さすがに積雪はたっぷりあったが、少々ひっかかる感じ(重いというのか?)。

しばらくして、偶然、岩鞍に来ていた小生のスキークラブの仲間4人と合流。彼らは練馬4:00くらいに出発だった筈だが、チェーン規制渋滞にぶちあたり8時過ぎに到着していた。(ちなみに、スタッドレスをはいていることをSAのガソリンスタンドで確認してもらうと、ステッカーをくれるそうで、それを運転席側のバックミラーに貼っておくと、規制時の確認がスムーズにいくそうである。)
彼らの情報により、雪がバフバフしている西山、国体コースはパスして、整地された中斜面を気持ち良く滑る。ここで後輩のひとりがリフトからストックを落とすアクシデント。幸い、リフト乗り場近くだったため、リフト小屋のおにいさんが拾いにいってくれた。ちなみに、クラブの仲間も1人ストックをおとした。突然(当たり前か)かかってきた携帯に出ようとして、リフト中腹あたりで落としてしまったのだが、パトさんにお願いしても「雪崩のおそれがあるから拾いに行けない。」と言われたそうだ。
携帯について言えば、何もゲレンデにまで日常生活を引きずってくることもないと思うのだが、最近、Docomo等の頑張りによりゲレンデでもアンテナが3本楽に立つようになったこともあり、そこら中で通話している姿を見かける。何と、お忙しいことか。

何本か中斜面で滑った後、長いリフトに乗りコブ斜面もすべる。この間、リフト待ちはせいぜい数分程度だったが、そこそこゲレンデに人はいた。しかし、ボーダーがいない分、多少の人出は気にならず、却って、張り合いが出るってもんでした。

12時前にゲレ食(「オクタ」)へ。ちなみに、オクタの外にスキーを立てかけるときは屋根からの落雪に注意。大量に落ちてくるとスキーが埋まります。この日も、大量に降った後の快晴のため、我々の目の前にドサっと落ちてきて、20台くらいの板が埋もれてました。降りたてで固まっていなかったため発掘作業はそれのどでもないようでしたが・・・。

早朝から滑っている人が多いため、この時間帯は食堂が一番込む時間帯だったようだが、外が快晴のため回転も速く、無線で連絡しあいながら、割と簡単にひとまとまりに8名分の席を確保できた。生ビールのピッチャーがテーブルに並ぶ豪華な(?)昼食となった。

昼食後は、8人が絡みながら、離れながら、楽しく滑る。若い人達が何度もコブに入るのに付き合い(じつは、 ぴなは死んだばぁちゃんの遺言でコブ斜面には入っちゃいけないと言われているのです(嘘))いいかげん疲れたが休みはなし。さすがに3時を回ると気温もグッと下がり、筋肉も冷えてくる。小生は、事故に注意しながら、身体を温めるためにも、、小回りのキレをテーマに滑りました。で、なんのかんので、リフトが停まる4時半過ぎまで滑り、ようやく終了。

17:10、第3駐車場に停めていたY田号はすんなり下山できたが、第2駐車場に停めていた仲間のクルマは駐車場から出るのに10分以上かかったようであった。第3、第4のクルマが出てしまうため、第2のクルマは出られなかったようだ。

渋滞の中、山田号は温泉を目指す。小生、三たび寝に入ってしまう。19時前、「花の駅・片品 花咲の湯」(0278−20−7111、県道平川・沼田線沿い)という片品村の三セクが経営する巨大な温泉につく。ここは、片品村内のスキー場のリフト券があると20%引き(大人500円→400円)となるので、事前にウェアから出しておくことが賢明。ゲレンデの状況を反映して相当混んでおり(受付で「ただ今混雑していますが、よろしいですか?」と念を押された。良心的)、洗い場争奪状態だったが、逆にゆったり湯に浸かることになる。露天風呂も2種類あり、星空がきれいだった。

のんびりしていたら20時を回った。大広間でしばし休息。20時前なら食事もできたのだが、残念。生ビールと枝豆に後ろ髪を引かれつつ、20:30、温泉を後にする。その後、沼田ICまでは順調に流れたが、高速は再び軽い渋滞・・・。またまた眠ってしまった私が次に気づいたのは上里のSA。22時をかなり回っていた。で、11時過ぎ練馬のファミレスで遅い夕食を取り(ここでも1時間近く、まったりとしたときを過ごした)、拙宅には1時過ぎ着。

日帰りスキーは久しぶりだったが、かなりゆったりとした気分で滑ることができた。尾瀬岩鞍は初めてのゲレンデだったが、幸い雪も降り、さまざまなバーンがあったので、いろいろなレベルの人も楽しめる。駐車場から始まって、従業員の対応も丁寧であり気分良く滑れた。欲を言えば、この日の状況であれば、もう少し圧雪してくれるといいなぁ。(翌日行った人のレポートによれば、かなりしっかり圧雪されていて、すこぶる快適だったそうだ。(羨))

【データ】

滑走日 :00年1月22日(シーズン通算滑走日数 18日)
ゲレンデ:尾瀬岩鞍
アクセス:往路5時間半、復路概ね4時間半
天候  :小雪ちらつくも晴れ
リフト待:なし
リフト券:一日券(土日は6:30からリフト営業のため4,700円、
     その他の日は8:00から営業で4,500円。ナイターまで滑れる、
     ロング券あり
ゲレ食 :オクタ(ゲレンデ中央)
      牛丼 1,000円
      生ビール(2リットルピッチャー)2,000円
      キムチ  250円

     

【おこづかいちょう】

交通費  : 3,500円(交通費、宿泊費、宴会代)
リフト代 : 4,700円
温泉代  :   400円

 計     8,600円

シーズン計  258,450円



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