四谷青対スキーツアー

新宿区の四谷地区青少年対策委員会のスキーツアーの講師を、所属するAFSCがお引き受けし、講師陣の一員として、前日までのクラブの正月ツアーに引き続き参加しました。

日程:平成12年1月4日〜6日
ゲレンデ:志賀・サンバレー

4日(晴れ)
前夜から泊まり。朝から、レンタルスキー20数セット分のビンディング調整、ワックスかけ、レンタルウェアのセット等の準備を行う。ようやく終わった頃12時過ぎに東京から生徒さんたちが貸切りバスで到着。
昼食後、1時過ぎには生徒達がゲレンデへ。準備が早く終わったが、予定では1時半から開講式のため、なかなか青対役員が出てこない。生徒達は雪合戦を始める。業をにやし、生徒全員が揃ったところで小生が準備運動を始めてしまった。(笑)
その後、開講式、記念写真の後、班分けを行い、ようやく2時半くらいから講習開始。班分けは、上級、中級、初級A、初級B、初心者、養護学級の6班編成。小生は、初級A(プルークボーゲンがなんとかできる)クラスを受け持ちました。各班とも4〜6名の教えやすい(教わりやすい)規模でした。
最終日のバッジ検定を目標としつつ、基礎からいろいろとやっていきました。初日は4時半〜5時くらいに講習終了。初心者班はひたすら斜面の登り・滑り(転び?)を繰り返していました。
食事後、8時から1時間弱、生徒とミーティング。部屋に戻り、軽く飲み、12時には就寝。何と健康的

5日(晴れ)
7時起床(実際には7時20分くらいか(笑))、7時半には朝食。9時からの講習前に滑ろうということで、8時半の運行とともにリフトに乗り込みました。(やれば、できる!) 若干の班員の移動がありましたが、前日とおなじ班分けにより講習開始。
緩斜面でストレッチ体操、足慣らしをした後、この日は生徒にも1日券が配られたので、上級班・中級班は東舘山まで、初級A・B班はお隣の丸池・蓮池まで足を伸ばしました。
普段あまり行かない丸池を滑ったのですが、平日ということもあり空いていて、また、それなりの斜面もあったので、かなり練習ができた。昼食にサンバレーの宿に戻り(カレーライスでした(笑))、お茶した後、2時から午後の講習。小生の班は、再び、丸池に行き、午前同様プルークターンでかなりの本数を滑り込みました。

実は、前夜のミーティングの際に青対役員が「ナイターは素晴らしい」と生徒に説明をし、生徒は皆、楽しみにしてのですが、ナイターで動くリフトに乗ると、ちょいとヤバい所を滑らなければならないので、一旦サンバレーに戻り件の箇所(我々は「廊下」と呼ぶ)を滑らせてみました。廊下はツルツルになっていたので生徒は皆ビビり「やっぱり、ナイターは無理だ。」と言い出す始末。ちょいと、薬が効き過ぎた・・・。そこで、4時半の講習終了予定を超過してサンバレーでしばらく滑るうちに、だんだん暗くなってきて照明が入りました。さすがに、照明の中で滑ると「やっぱり、ナイターに行きたい。」と元気を出してくれて、小生の班は全員、板を外のスキー立てに残したまま夕食に向かいました。
5時過ぎ、講習終了後、講師連で滑っているとゲレンデのパトのIさんが急斜面でバーンの様子をチェック中。仲間と「廊下にピステが入るといいなぁ。」などと話し合っていたのですが、次にリフト乗り場にいくとIさんがいる。仲間がIさんに「きょう(ナイター前に)、廊下にビステ入りますかねぇ?」と話し掛けると「え、何で」「いや、子供たちがナイターに行きたいって言うもので」「そう、入れとくよ。」ってな会話がありました。
夕食後、小生と仲間がリフトが動く7時前に乗り場に並び、一番で上に上がり(やればできる)、廊下へ。きれいに圧雪されている! Iさん、ありがとう!!!感激もので、すぐに無線で下に報告。それだけでなく、氷のゴロゴロ(圧雪したあとに転がってるやつ)をパトの若い方が一つ一つスキーでつぶして下さっていた。ほんとに頭が下がりました。

で、7時15分から生徒達のナイター開始。彼らの体力と安全を考えて、当初「一人2本まで」ということだったのですが、熱心な直訴もあり、ある程度滑れる子達はナイター券で滑る事を許可し、また、その他の子も3本までOKにしました。(彼らにとって1本15分くらいかかるので、3本で丁度8時くらい。十分満足したようでした。ナイター券組をチェックしながら、講師陣もフリー滑走。口が酸っぱくなるほど(彼らとしては耳にたこができるほど)注意したお陰で、暴走する子もなく、彼らなりに一生懸命練習していました。(この点は、案ずるより産むが易し。)

ナイターを9時まで滑り、かなり疲れた講師陣、ロビーのソファーで宿の差し入れの漬物等でビールを呑み部屋に戻ると、もう、からだが動かない。役員との打ち合わせに行った師匠を待つ内に沈没する講師も一人、二人。師匠が戻った23時半頃から、男性講師陣で軽い反省会。かなりまじめな議論だったが、やはり1時過ぎに全員沈没。

6日(晴れ)
この日も7時起床、7時半朝食。生徒達のパッキング等もあるので講習開始は9時半。講習の最後が検定なので、各班種目を意識した講習が行われる。ちなみに小生の班は4級(プルークボーゲン、初歩のシュテムターン)受検だったが、昨日までの講習中の滑りで、まず何とかなりそうだったので、緩斜面で1本だけポイント講習。(滑り出す時は元気良く名前と「お願いします。」を叫ぶ、滑り終わったらそのポジションでキッチリ止まり「ありがとうございました。」と言う・・・等(笑))
これだけやって、丸池へ。ちょっと急な斜面でプルークターン。プルークの開き具合をぜばめて滑らせると、あーら、不思議。みんな、パラレルターンになるではないか。お互いの滑りを見て「あー。」と歓びの声。おいらはしてやったりとニヤリ

で、12時から検定。5級、4級、3級、2級とファミリー、法坂を使い検定。当クラブにとっても、新検定は初めて。当クラブの検定員に山形県連のK検定員(A級だそうな)も加わりジャッジ。結果は、それぞれの講師の熱意が報われた形となりました。
昼食、検定結果発表、認定証・バッジを授与を終えて、ゲレンデで最後の記念撮影をして、皆が乗るバスを送り出したのは、ほぼ予定通りの3時半過ぎでした。

小生は、4時丁度に師匠のクルマでサンバレー発、途中、東部湯の丸で先行したバスに追いつき、7時半に拙宅着でした。

このスキーツアー、天候、雪質に恵まれたこともあり、生徒さん達が喜んでくれ、また目覚しい上達をしたという点では大成功だったと思います。
また、小生としても、「今どきの中学生」「今どきの高校生」と一緒に生活し、また滑る機会を得られたのは貴重な体験でした。「いまどきの・・・」ってのはマスコミ等が作り上げた虚像ではないかと思えてなりません。(そりゃ、オイラたちが中学生だった頃とはだいぶ違いますが(苦笑))教えている子達がどんどん上達していく様子は、とても嬉しいものでした。

【データ】

滑走日 :00年1月4日〜00年1月6日(シーズン通算滑走日数 12日)
ゲレンデ:志賀高原(サンバレー中心に蓮池まで)
アクセス:自家用車にて約3時間半(渋滞、路上の積雪無し)
天候  :3日間とも晴れ
リフト待:殆どなし
リフト券:???(修学旅行券を給付された)

     

【おこづかいちょう】

ツアー費 : 6,500円(前夜泊のみ自己負担。宿泊・交通費は四谷青対が負担してくれた。)
リフト代 :     0円(四谷青対が負担してくれた)

 計     6,500円(これを上回る謝礼を頂いた。)

シーズン計  159,350円



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