あとりえS ウィスラーツアー新型インフルエンザ報道の中、毎年恒例のウィスラーツアーへの参加を敢行しました。出発の1週間くらい前にメキシコ辺りの報道があり、まだまだ対岸の火事と思っていたら、数日前にはカナダでも感染が確認された。旅行会社から「JALはキャンセル料免除になった」との連絡があったが、併せて、バンクーバーやウィスラーは全く平常であるとの情報も頂く。その後も刻々と変わる状況をにらみつつ、自らにGOサイン。ツアーは7人の予定が3人と半減したが、予定通り実施された。 2009年5月2日(土)前夜は川アの実家に一泊。午後、小田急→山手線→京成本線と乗り継いで、1昨年の夏休み以来の成田空港第2ターミナルビル。今回は、板もバッグも空港宅配便で送ってあるので楽ちんである。16時ちょっと前に全員(といっても3人であるが)集合。出国のピーク日ではあるが、時間が遅いせいかガランとしていた。 前回までは、空港カウンターでのチェックイン前に、機内預け荷物をX線検査したのだが、今回はそれがなく、そのままカウンターに預けた。どこで中身をチェックするのかしら? 手荷物検査でリュックが引っかかった。「DVDプレーヤーとデジカメが入っていますね。それを出してください。」ってことで、荷物から出して、もう一度X線にかけたのだけど、DVDプレーヤー、デジカメと認識しているのならそれでいいのでは?? 不思議。 出国手続きも終わる。国内では感染者が出ていないからか、出国管理官は皆さんマスクをしていなかった。おいら達はここでマスク着用。 空港のパブでお約束の出国乾杯。同行者は主催者であるあとりえSの吉田さんとこのツアーには5年連続参加のまさこ様。3人とこれまでの最少ではあるが、気心の知れたメンバーなので楽しみである。 今年の飛行機はJAL。例年はエア・カナダ(とANAの共同運航便)で、機内からカナダ・モードになるのだが、JALだとそうもいかない。それでもバンクーバーは中国人が多いせいか、香港ベースのCAさんが何人か乗っていて、外国気分にさせられる。 食事前にビールを飲み、食事に合わせてワインを飲む。ワインは2本お代わり。ちょっと飲み過ぎ(笑) 食事時以外はマスクをしていたが機内の乾燥対策には悪くない。映画を見たり、本を読んだり、うつらうつらしたりで、あっという間にカナダ・バンクーバー着。定刻より少し遅れて2日の昼の11時過ぎ。いつものとおり、現地の佐藤氏が出迎え。 人数が減ってしまったこともあり、ウィスラーへは路線バスで向かうことになった。14時の出発まで時間があるので、腹ごしらえを兼ねて、空港内のパブで一杯やることに。(バスにはトイレがついているそうな。) ビールにナチョス。これが又相当の分量。思い出したわ、カナダのナチョス。カウンターでぶつぶつ言っていたアル中のオヤジが放尿するおまけ付き。いやぁ、カナダって凄い。 バスは大型。客は我々の他6人。やっていけるのかな。バンクーバー市内で渋滞にはまったが、途中で記憶をなくし、17時にウィスラー着。3時間もかかったっけ? 記憶にないわ。 2年ぶり3回目のブラッコムロッジ。今回は初めて、正面側の部屋。7人で二部屋だったものが3人で二部屋。おいらは吉田さんと二人きり。 軽く荷ほどきをして18時、徒歩30秒のスーパーへ買い出し。酒(ビール、カナディアンウィスキー、ラム)、つまみ、明日からの朝食(パン、牛乳、オレンジジュース、卵、スモークドビーフ、サラダ、ヨーグルト、サワークリーム等)、塩・胡椒。毎年同じであるが、今年はりっぱなセロリをひと株。 毎年同じといえば、到着した日は、Black'sに行って飲む・・・ってのがここ2年の恒例になっている。今年も同様に。3種類のビールにペンネアラビアータとシーザーサラダ。3人に2人前のオーダーで十分。丁度、地元のプロホッケーチーム・カナックスの試合が大画面で放映されていた、この店の客はそれほど大騒ぎしていなかったが、どっちのチームがカナックスかをよく見極めてから、おいらたちも観戦。 21時、チーズ、にんじんなどを買い足して、部屋宴会。今日撮った写真をテレビ画面に映しての鑑賞会と、成田で引っかかったDVDプレーヤーをセットして、職場で借りてきたゆきむしやわたスキなどのDVDを見ながら、明日からの作戦を立てる。 0:30就寝。長い一日が終わる。 3日(日)曇りのち晴れ滑走1日目である。7:40起床。トースト、スモークとビーフ、目玉焼き。セロリをめんつゆで簡単なスープ。3人で分担してさっさと作る。今日は日曜日なので、ビレッジからブラッコム山へのEXCALIBUR GONDOLAが動いているのだが、リフト券を売っているのがアッパービレッジのデイロッジなので、10分弱歩いてそちらに向かう。 春シーズン終わりのこの時期は、4日券よりも春シーズン券の方が安いのだそうな。写真付きID(おいら達はパスポート)の提示を求められ、何やら書類にサイン。ここで窓口のおねぇさん。「アジャストを教えろ。」と。え? アジャスト?? 何度もpardonを繰り返し、ようやく「address」を訊かれていることが判る。いやぁ、こっちの耳も悪いが、あっちの発音も早すぎる。 すったもんだで3人とも写真つきのシーズン・パスをゲット。日本でもシーズン券など買ったことがないので、これだけでも結構盛り上がる。 10時、ようやく滑走開始。 WIZARD EXPRESS→SOLAR COASTER EXPRESSと長い長いリフト2本を乗り継ぎ、JERSEY CREAMを滑ってJERSEY CREAM EXPRESSに乗る。この5日間の天気予報では好天が期待できず、今のうちに・・・ということで7th Ave.を滑って7TH HEAVEN EXPRESSに乗り、CLOUD9を滑る。 堅い雪の上に2,3センチの雪が積もっている状態。必ずしも快適ではないが、腐っても7TH HEAVENである。再度7TH HEAVEN EXPRESSで上がりHUGH'S HEAVEN を滑る。この7TH HEAVENを拓いた人の名がついただだっ広いコースは、それなりに快適である。 3度7TH HEAVEN EXPRESSに乗り、反対側におりHORSTMAN T-BARを1本、BLUE LINEからJERSEY CREAM EXPRESSに乗り、13時、ようやくRENDEZVOUS LODGEで昼食。 他のレストランが営業を終わっていたので5日間ここで昼食をとることになる。この日は、タコサラダとビール。シーズン・パスを見せると食事分が2割引になる。これはうれしい。 日曜日の昼ではあるがRENDEZVOUS LODGEはそれほど混んでいない。やはり、アメリカのサブプライムローンの破綻に端を発した不況の影響だそうな。(トップシーズン中から客は少なかったそうで、決してインフルエンザのせいではないとか。) 14時、午後の滑走開始前、 吉田さんが、SHOWCASE T-BARが営業中であることに気づく。これに乗れば、反対側のBLACKCOMB GLACIERへ行けるのだ。JERSEY CREAM を滑り、GLACIER EXPRESS→SHOWCASE T-BARと乗り継ぐ。この頃には若干雪がちらつき、ガスも出ている。ちゃんめろの阪谷さんの影響で、リフト上ではスキーにまつわる替え歌を考えては披露。 「WELCOME TO BLACKCOMB GLACIER」の看板。標高2240m。ここから斜面を10分ほど板を担いで登る。「BOUNDARY NO PATROL/NO SWEEP」の立て看板があるが、「Don't ski!」とは書いていない。 誰も滑っていない、真っ白な氷河地帯。BLACKCOMB GLACIER RD.は10kmのコース。安比のヤマバトの2倍だ。雪も午前中の7TH HEAVENよりもいい。5センチほどの新雪が積もっている。が、途中でガスが濃くなり、どっちへ行ったらいいのやら・・。(もちろん、下に向かって滑ればいいのだが。) 気分的にはかなりのアドベンチャーだったのだが、自然の驚異は別とすれば、所詮お釈迦様の掌で遊ばせていただいているだけなのだろうな。 EXCELERATOR EXPRESS乗り場にたどり着いた頃には、ガスも上がり、息も上がり・・・。BUZZ CUT → ESPRESSO と滑って、丁度16時。下りのEXCALIBUR GONDOLAに乗って、ビレッジに戻る。 帰り際、ロッジ前のアムステルダム・パブで〆の一杯。早くも「お土産が買いたい」という人がいたので、メンバーお気に入りのBREWHOUSEで待ち合わせをして晩飯。ちっちゃなハンバーガー?が思いの外、うまかった。前回ウケた「でっかくなっちゃった」耳を見せたら、ここでも大ウケ。 Br> 4日(月)曇り今日からはリフトは10時営業開始。8時に起床。いつもどおり朝食。この日も目玉焼き。9:45出発。アッパービレッジまで歩き、WIZARD EXPRESS → SOLAR COASTER EXPRESSで上がる。 この日は3年前にもお世話になった元・人気ガイドの橋浦さん(現在は、バンクーバーの土産物屋さん)が遊びに来てくれることになっているので、あまり、遠くに行かないことにする。 まずはWISHBONE → HONEYCOMB と滑ったが、ちょっとしたコースの選択ミスで ZIGZAGに入ってしまう。が、これが思いの外、快適。そこでEXCELERATOR EXPRESSに乗って、再度ZIGZAGを文字通りジグザグにかっとばす。EXCELERATOR EXPRESS で上がり、WISHBONE からJERSEY CREAM EXPRESSに乗ったところで橋浦さんから連絡が入り、SOLAR COASTER EXPRESSの降り場で合流。 おいらはまさに3年ぶり(他のメンバーは先シーズンも一緒に滑ったそうな)。相変わらずのホスピタリティでの登場である。曇り空ではあるが、一気に楽しくなった。 ここからはWISHBONE → GLACIER EXPRESS → BLUE LINE と、ところどころで動画をとりながらシュプールがないところを滑っていく。橋浦さん、バンクーバーの仕事が忙しくて、今シーズンはこの日で4日目だそうだが、キレのいい滑りで先導して下さる。 JERSEY CREAM EXPRESSからEASY WAY → STOKER → SOLAR COASTER EXPRESSと昨日滑ってないコースを滑り、JERSEY CREAM からJERSEY CREAM EXPRESSに乗り、ようやく13時、RENDEZVOUS LODGEで昼食。さすが橋浦さん、そこら中で知り合いに声をかけられる。 この日はピザ。4ドル50セントが2割引。 14時。午後はWISHBONE → JERSEY CREAM と足慣らしをして、JERSEY CREAM EXPRESS → HORSTMAN T-BAR → 7TH AVE. → CLOUD9 と移動しながら 7TH HEAVENを滑る。だだっ広い、日本ではみない雪原が魅力だが、やはり名前に惹かれるのだろうか。 ここで橋浦さんのリクエストで、近々結婚する友人の披露宴で流すビデオメッセージを撮影。簡単なフォーメーションをやってみました。 7TH HEAVEN EXPRESS からGREEN LINEを通り、SPRING BOARD → STOKER と滑って滑走終了。 16時、EXCALIBUR GONDOLAへ。ビレッジまでは動いておらず、この時間帯のみ、第2駐車場がある中間駅までの運行のようだ。 橋浦さんが駐車場にクルマを駐めているので、我々もゴンドラで中間駅へ。ビレッジまで橋浦車に乗せていただく。 一休みして、ビデオメッセージの別バージョンの撮影。ロッジ編、ビレッジ編と何種類か撮影、ここでも、おいら達はその他大勢で参加。 この日の夕食はビレッジの奄美。名前に反して、韓国人オーナーの中華料理屋。加日ハーフのエミさんというお嬢さんが、上手な日本語を使ってオーダーを取ってくれる。ビールをワインを頂く。 部屋にもどって、ケベックの濃いビールを飲みながら、結局わたスキを見てしまう。この日は橋浦さんも泊まり。24時頃就寝。 5日(火)雨、雪、爆風・・・早朝、橋浦さんがバンクーバーに帰っていく。おいらもお見送りの後、ホテルのロビーにあるパソコンでメールのチェック。8時、朝食。卵はチーズオムレツ。10時、雨の中、ポンチョで武装して、ビレッジ内のツアー会社JAPANADAへ。JAPANとCANADAをくっつけたこの会社、今回のツアーの現地手配をしてくれている。もちろん全て日本語でOK。 ここには、プロスキーヤーの佐々木大輔さんに明日ガイドをお願いするかどうか、決めかねていて、その相談に来たのだ。雨の中だと、せっかくガイドしてもらってもなぁ・・・。 で、天気予報を確認して貰うと、明日は天気は持ち直しそう(ちなみに、この日も上の方は雪らしい)ということで、1日コースのガイドをお願いした。 雨の中、とぼとぼとアッパービレッジに向かう。ドナドナの気分。まさこ様は屋外作業用のオレンジ色の雨合羽なのだがこれが、どうみてもキャディーさんなのである。 WIZARD EXPRESS → SOLAR COASTER EXPRESS と上がる。確かに雨は雪になっているのだが、まだ他のリフトが動いていない。仕方がないのでSPRINGBOARD → CRUISER と滑る。とても滑りにくい。スキーがコントロールできずに泣きそうになる。ここで転倒。いかん。一気に萎えてしまう。 再びSOLAR COASTER EXPRESSで上がると、ようやくJERSEY CREAM EXPRESSが動いたので午前中はこのリフトでJERSEY CREAM、COUGAR MILKを繰り返し滑る。 雪と強風でリフト上がきつい。風で搬器が揺れるのを防ぐため、独りの客は相乗りを指示されていた。 13時、昼食。この日はビーフチリ。8.95ドル(の2割引) 午後の滑走も雨・雪はやみ、一転して青空まで拡がる。おいらはポンチョをポケットにしまったが、キャディー姿のまさこ様は浮いてたなぁ・・・。 午後もJERSEY CREAM EXPRESSをぐるぐる回して滑る。午前中に降った雪は5センチほど積もっていた。この日も動画を撮影。 3年前のウィスラー、2年前のブラッコムとも「初めて滑る」ということで、できるだけたくさんのコースを回ることに熱心だったが、今回は、気に入ったコースを 16時、滑走終了。WIZARD EXPRESSでアッパービレッジに戻る。リフト降り場の雪はほんの2,3メートル。だから、スキーヤーは搬器を1台空けて乗るように指示されたのか。 MERLINSで〆の一杯。何を思ったがアチラの若者たちが「一緒に写真を撮らせてくれ。」と言ってきた。「家族に見せたい。」のだそうな。よくわかんないけど、一緒にカメラに収まった。 滑走の中日、この日はジャグジーで疲れをとり、夕食は部屋で牛肉を焼く。Inside round steak(内もも肉?)、sirloinともう一つ(忘れちゃったが、確かEye Round Steak)。 250グラムくらいにカットされていたが、だいた3ドルくらい。安いですねぇ。 塩胡椒、にんにく醤油、めんつゆ・・・と3種類の味で食べたけど、やっぱsirlionが軟らかくて美味しかった。(Eye Round Steakは堅くて・・・。後で調べたら煮込み用なんだそうな。) 付け合わせは、例によって、冷凍食品の野菜と豆の缶詰。不思議な味でした。 夜は「ムトゥ 踊るマハラジャ」の鑑賞会。前編まででこの日は終了。最後に白石温麺を3人で食べて就寝。 6日(水) 曇り、一時晴れ8時起床。昨晩残りの豆をスープ風に。BGVとして、今日お世話になる佐々木大輔さんのプロモーションビデオを繰り返し、繰り返し流してイメージトレーニング。凄いわ。岩と岩の間をすり抜け、10メートル違い崖から飛び降り・・・。10時前に、アッパービレッジで佐々木大輔さんと合流。長江健次にちょっと似た大輔さんは「総合滑走家」という肩書を持つ、その世界では有名な人。あとりえSの吉田さんが応援しているとかで、今回はガイドをお願いできることになった。「贅沢だ!!」 WIZARD EXPRESS→SOLAR COASTER EXPRESSで上がってから、足慣らしを兼ねてWISHBONEを降りていくと、GLACIER EXPRESSはまだ動いておらず、運転待ちの列ができていた。 そこで、JERSEY CREAM EXPRESS に乗り、JERSEY CREAMを一本滑る。昨日、だいぶ降ったようで新雪ばかり。動き始めたGLACIER EXPRESSに乗りBLACKCOMB GLACIERをめざす。 SHOWCASE T-BARを上がると、その両側がまだ食われてない新雪状態だったので、まずはここで2本、パフパフを楽しむ。 そこから、初日の午後と同様、少しハイクアップして、BLACKCOMB GLACIERへ。膝くらいまで雪がふきだまっている。足跡はまだ数人しかついていない。 ここからはとにかく20センチほどの粉雪を楽しむ。足を取られて転倒したけど、全くダメージなし。フカフカの雪。 要所要所で大輔さんが「あそこは狭く見えるけど5人並んで滑れる」「ここからの景色がいい」「プロモーションビデオで跳んでたのはあの崖」などとガイドしてくれる。実にいい小休止。 初日にガスの中で滑っていたのとは大違い。快晴ではないものの、景色を楽しみながら新雪を味わう。 EXCELERATOR EXPRESS →WISHBONE →JERSEY CREAM EXPRESSと乗り継ぎ、RENDEZVOUS LODGEで昼食。この日はハムとパイナップルのピザ。 午後はEXPRESS WAY から7TH HEAVEN EXPRESSに上がり、美味しいところを抜けて、◆◆のJERSEY CREAM BOWLへ。パトロールさん達が雪庇にロープをかけて訓練中。そんなところを滑ろうっていうのだが、1カ所岩が見えていて、情けない話だけど、怖じ気づいちゃったおいらは迂回。それでもそこそこの斜面を下る。 JERSEY CREAM EXPRESS → JERSEY CREAM →GLACIER EXPRESSと乗り継いで、再びBLACKCOMB GLACIERへ。 CRYSTAL TRAVERSE → RIDGE RUNNER → TWIST & SHOUT → ARTHUR'S CHOICE → BLACKCOMB GLACIER RD.と、だだっ広い、長い長いツアーを楽しむ。この時点で15:30。そろそろ終わりかな、と思ったらまだまだ大輔さんEXCELERATOR EXPRESS → WISHBONE → JERSEY CREAM EXPRESS と上がっていく。 GANDY DANCER → SPRINGBOARD と滑って、下りのWIZARD EXPRESSについたのが16:15くらいか。リフトが停まってるので営業終了か?とヒヤッとしたが、何らかのトラブルで一時停止していただけだった。降り場の雪は昨日よりもさらに短くなっていた。 いやぁ、ちょうど昨日の雪の後で、ガイドをお願いして正解でしたわ。いしても、自分が新雪をあんなに滑れなかったかと思うと、ちょっとショックですな。 ビレッジに歩いて戻り、宿の前のチッタで乾杯。その後、夕食にはタケコプター帽子をかぶって移動。大輔さんお勧めのPasta Lupino Gourmet でパスタとビール。 部屋に戻って、大輔さんといろいろお話ししてたら、「銀色のシーズン」の冒頭の大自然の滑走シーンで青木崇高のスタントしているのは大輔さんなんだって。吉田さんが持ってきたDVDで当該シーンをチェック。ホントだ、崖から跳んでるし、クレジットロールにも名前が出てくる。 ○ 役者の中では青木は一番背が高いのに、スタントの中では大輔さんが一番低い ○ ウィスラー近くの山でヘリを使った、板は借り物だった ○ カメラマンはあの新雪の中をプルークボーゲンで撮影していた 、 ○ 転倒シーンを要求され何度か転んだが「やり過ぎ」と言われた 等の裏話を伺う。(転倒シーンは、クレジットロールのときにNG集っぽく使われていた。) やっぱ、凄い人なんだ。泊まっていくようお引き留めしたけど、11時過ぎに帰って行かれました。(温麺とめんつゆをお土産に差し上げました。) 7日(木)曇り後晴れ滑走最終日である。長いと思っていたが、滑ってみるとあっという間である。朝食はいつもどおり。WIZARD EXPRESS → SOLAR COASTER EXPRESS → WISHBONE →GLACIER EXPRESS→ BLUE LINE → GLACIER EXPRESS → CRYSTAL TRAVERSE (パウダー!) → GLACIER EXPRESS → CRYSTAL TRAVERSE (パウダー) → WHITE LITE → JERSEY CREAM EXPRESS 昼は今日のパスタ。麺が軟らかすぎ。惜しい。 午後は、どこか滑りたいところ、ということで最後は7TH HEAVENを目指す。 EXPRESS WAY → 7TH HEAVEN EXPRESS → EVERGRADES → SUN BURN → 7TH HEAVEN EXPRESS → GREEN LINE → JERSEY CREAM → JERSEY CREAM EXPRESS → SPRINGBOARD → WIZARD EXPRESS この日の〆の乾杯は部屋で。最後の晩飯はやはりBREW HOUSE。それぞれ買い物をして19時に待ち合わせ。 8日(金)曇り帰国の日である。例年どおり、早朝にロッジ発。来たときは路線バスだったが、今回は混載車。バンクーバー空港についたら、橋浦さん、佐藤さんが出迎えてくれた。出発までのしばらくの間、またまた乾杯。 帰りの空港内は行きよりは多少マスクが多いように見えた。9日午後2時半過ぎにJALにて成田に到着。 ウィングに横付けされた機体はエンジンが切られ、「エンジンを切りましたので、これより、携帯電話をご使用いただけます。」というアナウンスが入る。ついでに空調も切られた・・・(泣) 。携帯の電源を入れたら、途端に職場からメールが。「国内で新型インフルエンザ患者第一号が発生しました・・・。」。とても不謹慎だけど「良かった、おいら達が第一号じゃなかった・・・。。」というのが正直な気持ち。 これから機内検疫を始める旨、検疫官からアナウンス(「検査の妨げになるので写真は撮らないよう」とも。これらは、日本語のみで、CAさんが英訳、中国語訳していた)。さらに、検査のために、窓のシャッターを閉めるように指示される。 テレビでよく見る完全防護(ただし、頭は覆っていない)の検疫官。ちょっと大きめのビデオカメラくらいのサーモグラフを使って、乗客の体温をチェック。おいらはマスクをつけたままだったので、おでこだけで判断したってことかな。 このサーモグラフのチェックが終わるのに丁度30分ほど。これに引っかかるとシールが座席に貼られて、次に個別に検温。同行者が見たところでは、耳の穴で測る体温計で体温を測っていたとか。 この体温チェックの後、予め書いていた健康状況質問票(左写真)が回収される。このいずれかに引っかかった人が、簡易検査を受けたみたい。この検査をする検疫官の防護服は頭まで覆っていた。 ここまでで1時間ちょっと。途中で空調も入り、水やジュースなどの飲み物も配られる。(客のリクエストに応える形だった。) 座ってるに飽きたのか、外人さんが多かったから成田での乗継客だろうか、この辺りで立ち上がる客(主に外人さん)が増えてきた。再び検疫官からのアナウンス。後ろの方の席にいた2人が「疑わしい」とのことで、さらなる検査をするので、結果が出るまで10〜20分待つようにとのこと。この時点で、CAさんもマスクを着用、ちょいと緊張が走る。(真ん中の写真は、検査後に撮影) おいら達は、「検疫済」の紙(右の写真)を貰って、無事入国。結果的に1時間20分ほど留め置かれたことに。機内検疫を受けることは判っていたし、周りに疑わしそうな人はいなかったので、落ち着いて本を読みながら待っていたけど、やっぱ、気持ちの良いモノではありませんでした。 帰ってきてからニュースを見ると、昨日は新たな感染者は発見されなかったようなので、機内に残された人たちも程なく解放されたのでしょう。 ということで、ちょっとしたオマケもついたけど、2年ぶりのウィスラー堪能しました。 【データ】滑走日 :09年05月03日〜07日(シーズン通算滑走日数 36日)ゲレンデ:カナダ・ブラッコム リフト待:ほとんどなし ゲレ食 :ランデブー 生ビール600円 【おこづかい帳】ツアー費 :211640円(往復航空運賃、宿泊費、空港−ゲレンデ送迎、燃料サーチャージ)交通費 : 12650円(仙台-東京の高速バス3700+新幹線9850) リフト代 : 17797円(208.95$(春シーズン券)) 食費割り勘: 24000円 (朝食自炊、夕食割り勘分) 計 :266,087円 シーズン累計:563,117円 |