あとりえS試乗会我孫子のチューンナップショップ「あとりえS」恒例の試乗会。一昨シーズン、昨シーズンに引き続き3度目の参加。しかし、名古屋からの参加は、とにかく疲れた・・・。03年4月19日(金)とにかく4月に入ると志賀はものすごく遠くなる。例によって名駅23:56の夜行急行ちくまに。大阪発のこの列車、車両トラブルで30分遅延、しかも名古屋で列車を交換との放送。で、交換される列車がほぼ定刻にホームへ。ところがドアが開かない。「大阪からの急行列車が到着し次第、ドアを開きます。」 何だって? 何でそんな意地悪するんだ? 列車の車掌さんに聞く。「大阪から座ってこられるお客様への配慮です。」おいおい、ここで立って待ってる客への配慮はどうなってるんだ。「じゃあ、指定席の客だけでも座らせたらどうですか? そもそも、大阪からの自由席ってそんなに混んでるんですか?」と質問しても「上から言われてますので。」と埒があかない。ホームにようやく駅員があがってくる。客が詰め寄る。たじろいた駅員は「ちょっと、上と相談します。」 実はこの時点ですでに大阪からの急行がくる2,3分前。彼としてはあと数分引き延ばせば・・・ってことなんですよねぇ。 4月5日(土)曇り(途中、晴れたり雨が降ったり)出発は30分遅れたが、途中の松本での停車時間が短くなっただけ。長野駅には定刻5:46着。長電始発は6:30。今まで長電って言えばボックスシートの車両しか知らなかったのだけど、この日はロングシート。何となく恥ずかしくて、長野駅のコンビニで調達したサンドイッチを食いそびれてしまった。 湯田中着7:37、長電バスに乗り継ぎ終点硯川着8:23。ここから試乗会場の陽坂まではリフト一本分1.2キロくらい。荷物を背負って登り坂を歩いていくのもつらい。とにかく歩くのは昨年のよませで懲りている(笑) あとりえSの吉田さんにSOSしておいたところ「ちょうど、リフト小屋に行くので」と迎えに来て下さった。ラッキー!8:30過ぎには陽坂到着。 現場には既に数十台の試乗用の板と数セットの試振用(?)のストック、大量のバナナとオレンジがスタンバイ。部屋に入り、急いで着替える。ちなみに、部屋はスタッフ部屋の屋根裏部屋。直立できないくらい天井が低く、梁に2日間で6回頭をぶつけた。そのおかげで、1万6千円の参加費を1000円負けて頂いた(笑)。 9時過ぎには滑り始める。試乗会のお約束で1台40分以内ということである。午前中に3台。 今シーズン、VOLANTが壊れたので、来シーズンの板を真面目に選ばなければならないのだけど、やはり、この試乗会のメインはバーベキューである。しかも今年は「BBQ主任」を仰せつかったのである。(ご丁寧に名札まで(笑)) かくいうおいらも、麒麟のTシャツにエプロン、軍手にマイうちわ(ふつうのうちわを2枚重ねにしてテープで補強)迄持ち込んだのであった。 11時にBBQ準備を開始するつもりだったが、この時点では小雨がぱらついていて、しばし様子見。とは言っても、予報では天気はどんどん悪くなるので、吉田さんが「やりましょう」と決断。 今年は参加総勢50名、コンロは5台。肉15キロ、生ビール30リットル・・・。まずは炭を熾すチーム、酒をセットするチーム、食材を準備するチームに分かれる。野菜は殆ど切って頂いているので、肉をもみダレにつけること、タマネギを切ることがメインの作業。特に主任が声をかけることもなく、いつものメンバーが手伝って下さる。予定より少し遅れて11:45位からBBQ開始。 この頃には少し晴れ間が覗いたり、何とか楽しげなBBQとなる。例によって「コンロを渡り歩かない。それぞれのコンロの炭火はみんなで育てる(笑)」との注意を。皆さん、よく協力して下さる。「主任」としても一安心。飲み物もビール、ワイン、日本酒と、ひと通り、味見をさせて頂く。満腹、堪能。(実は、左の写真に写っている人はほとんどスタッフなのだ。) 1時過ぎくらいから、皆、ゲレンデに戻り始める。使った紙コップや紙皿はひとまとめにして頂き、コンロの炭を少しずつまとめていく。かなり撤収は楽。 2時過ぎに小さなコンロをひとつ残すのみとなり、おいらも再びゲレンデへ。 満腹状態で板を何台も乗り換える。ちなみに、二日間で試乗した板のリストは下の通り。かなり偏って乗ってましたね。DYNASTARやROSSIGNOL、Headなんてのもあったんですけど、なぜか乗らなかったなぁ。別に決め打ちした訳じゃないんですけど、吉田さんや長谷部さんに選んで頂いているうちに、こういうことになった次第です。どれも滑りやすかった。というか、おいらの腕前じゃ、板の性能を引き出していないんだろうな。きっと、チューンもしっかりしてるからなのだろうな。
結局、試乗会が終わる4時まで滑り続けて、宿に戻り、軽く呑んで風呂へ。 風呂ではhartを出しているジャパーナの方と一緒になり、いろいろと教えてもらう。ジャパーナでは、Hart(板、ストック)、Dolomite(ブーツ)、LOOK(バインディング)、FABLICE(ウェア、グローブ、帽子)、FOLIO(ゴーグル、ヘルメット)と上から下まで揃うんだそうな。 ちなみに、彼も知らなかったが、おいらが使ってる日焼け止めもジャパーナなのだ(笑) ここまで揃うなら、いちいち名前を変えずに、すべてをSALLOTにしてくれればいいのに。 ちなみにhartって御嵩に工場があるんだそうな。地場の企業なんだから育てないといけないよなぁ>東海在住者 晩飯のあと、部屋に戻って横になったら1時間くらいうたた寝してしまった。やはり、夜行急行は疲れる。いい歳して乗るモンじゃない。 「宴会始まってるよ・・・」って声に起こされて、宴会場へ。既にいくつかのグループに分かれて、板の話を熱く語る者、馬鹿話に興じる者。おいらはもちろんわたスキ。やはり、どこのグループにもいるのである>わたスキフリーク そうそう、年齢当てをやって、罰ゲームが何と小生持ち込みの「野沢菜キムチ」なのであった。うふふ。辛そうだったぞ(笑) 夜も更けて、1時に撤収と相成った。 外に出ると空には星が出ていた。明日はいい天気なのか?? 4月6日(日)降ったり止んだりガスったりさて、一夜明けると外はかなりの雨なのであった。かなり気分は萎えてしまう。あんまり雨がひどいようなら、早めに山を下りて善光寺のご開帳でも見ようか・・なんて相談をしていると、スタッフは既に板を並べている。そうなると、俄然滑りたくなるのが困ったものだ。実はこの日、横手山では大回転(?)の大会が予定されていたのであるが、朝のうちの悪天候のため8時過ぎには中止が決まったようだった。マーフィーの法則ではないがこういうものは、中止が決まると天気が良くなるものである。おいらが、ゲレンデに出た9時過ぎには既に雨は止んでいて、レース用に整備されたコースのみ残っている・・・という、勿体なくも有り難い状況だった。当然、猿のように滑りまくる。一台はクワッドリフト2本で交換である。横手の中斜面をかっとんでくるのである。勢い、安定性の高い板に走ってしまう。全く持って、私らしくない。 昼食はお約束の「横手山ヒュッテ」である。名古屋から参加のAさんと、これまた、お約束のボルシチ、キノコ雲である。おいらは、それだけじゃ足りないので、カレーパンも頼む。ホントはピザパンが食いたかったのだが、おばあちゃんに聞くと「今日は、朝から土砂降りだったから、作らなかったのよ。」ってことだった。残念。 同じ試乗会に偶然、参加していたパソ通仲間のきょうサン夫妻もヒュッテで昼食。ボルシチときのこ雲を両方食いたい・・・ってのは誰もが思うことで、それならいっそのこと「ミニボルシチ&キノコ雲&ロシアンティー」のセットを2000円くらいで出せばいいのにね・・・って話になったのだが、ヒュッテとしては「もう一度来させる」ためには、あくまでも単品で売るってのが方針なんだろう。 そんな話をしているうちに、天気はだんだん悪くなり、記念写真を撮ってる頃には、ヒュッテの外は真っ白いガスがかかってる状態である。天気がよかったら、渋の入り口まで行ってわたスキごっこでもやろうかと思ったけど、それどころじゃない。 昼食を終えて、滑り始めると、下の方はガスはそれほどひどくない代わりに、雨がかなり強くなってきた。それでもめげずに滑り続ける。何て真面目なんだろう。 バスの時間もあるので、2時半には最後の一本を滑り終了。 実は誤算していた。 路線バスで陽坂から蓮池まで行き、そこから長野駅行きの急行バスに乗り換えようと思っていたので、昼前に念のため陽坂のバス停まで行ってみると時刻表がない。あれ? おかしいな、と長電バスの蓮池営業所に連絡をすると「陽坂までバスは行ってません」だって。4月8日からの時刻表を長電バスのサイトで確認しておいたのだが、注書きに「白根火山行きは23日まで運休」とあったのに気づかなかったのだ。危ない、危ない。ぼーっと、陽坂で待ち続けるところだった。昨年、一昨年と仲間の車で移動していたので気づかなかったのだ。 これは、硯川まで歩くしか仕方がない。まあ、下りだし、荷物は雪の上を引きずってくればいいから・・・と覚悟を決めて風呂に入って、外を見ると雨足が俄然強くなってて、とてもじゃないが荷物引きずって20分以上も歩くどころではない。 どうしようか、途方に暮れているとちょうど、きょうサン一行が積み込みを終わり、まさに帰ろうとするところ。 「荷物のスペースあります?」「ありますよ。」「申し訳ないですけど、この荷物、硯川まで持って行って、バス停のところに置いておいてくれませんか。」「いいですけど、それならピストンでお送りしますよ。」「いいんですか??」「急ぐ訳じゃないし、いいですよ。」助かった!! 既に乗り込もうとしていた奥さんとお友達に雨の中、一旦宿に戻って頂いて、Aサンとふたり、硯川まで送って頂く。感謝、感謝、大感謝である。実際、送ってもらって判った。「歩くのは無謀だった。」 あとは順調。歩くつもりで早めに発ったので、路線バス到着まで30分程度。待つ間、「志賀プリンスホテル(≠志賀高原プリンスホテル)」のロビーで雨宿りを兼ね缶ビールで「お疲れサン」 蓮池で急行バスに乗り換え(料金は通しで計算してくれる)。さすがに積み残しなどなく(客は7人だけだった。)、定刻どおり長野駅へ。一本前の特急にも乗れないことはなかったが、駅前のそば屋でかるく腹ごしらえをして、いつもの最終特急で名古屋へ。 結局、どの板にするかは決まらなかったけど、楽しい二日間だった。 【データ】滑走日 :03年4月19日〜20日(シーズン通算滑走日数44日=過去最高!)ゲレンデ:横手山 ゲレ食 :横手山ヒュッテ ボルシチ・ビールセット1500円 カレーパン300円 中生650円 【おこづかい帳】ツアー費 : 15,000円(1泊2食+BBQ・酒+リフト2日券+試乗(1000円オマケ))交通費 : 16,820円(往路JR急行6080+長電1130+長電バス910+復路急行バス1800+JR特急6500+バス400) 昼食代 : 2,450円 計 34,270円 シーズン累計:777,630円 自宅〜名駅のバス代、昼食代は、昨年までは算入しませんでしたが、今年は覚えている範囲で足してみます。 |