名演スキーツアー名古屋演劇鑑賞会(名演)。ここの会員さんの中のスキー好きが集まってのスキーツアー、昨年までは大がかりなツアーだったそうですが、今シーズンは諸般の事情でこじんまりとしたツアーに。それでも10数名のツアーに参加させて頂きました。平日に一日食い込むツアー、最初からリゾート気分での参加でしたがアクシデント続発。思い出に残るツアーになりました。 03年2月22日(土)そもそも、今回のツアーに誘っていただいたのは、掲示板にも書き込んでいただいているひでサンでした。ところが、そのひでサンがよんどころない事情で不参加・・・。これがアクシデントその1つまり、おいら、誰ひとり知らないままの参加となったのでした。土曜の朝7時に名鉄バスセンター集合。昨年末、名演の忘年会に顔を出していたので、幹事さんはおいらの顔を知っているとのこと、携帯で連絡を取り合いながら無事合流。 10名はおいらが下から3番目。一番上はかーちゃんよりも年上。バス車内では津島の保母・K本さんが隣に座ってくれて、いろいろとお話ししながら白馬へ向かう。途中、メンバーのM野さん持ち込みの電気ブランなんぞも回ってきて、すっかり車内はリゾート気分。 バスは五竜、47経由で八方へ。予定よりも30分ほど遅れて12時半に到着。自家用車組3名とも合流。現地は雪・・・。いきなり気持ちは萎えてくる。 このメンバーはちょっと不思議。行動が結構早いのである。13時にホテル(白馬グランドホテル)に入ったが、1時間もしないうちに三々五々、準備を終えホテル前に集合。 徒歩3分くらいの咲花ゲレンデへ。半日券3,300円でまずは頂上を目指す。ところが上へ行けば行くほどガスが濃くなってくる。しかも、ゲレンデにはひと頃のスキーブームを思わせるくらい人が多い。とにかく怖いのだ。視界が悪いところに、人がバタバタ。とにかく小回りしか出来ない。しかも、バーンは氷の上に10センチくらい雪が乗ってるっていう状態。滑りにくい・・・。 10名くらいで滑り始めたけど、ひとり減り、2人減り、最後は「若い方から」4名で滑ってた感じです。4時くらいにようやくひと休み。ようやく缶ビールでエネルギー補給。 あと30分くらい、と思ったところで悲劇は起こったのだ。 レストハウスから出て、板を履こうと雪面に板を置いた瞬間にパコンという感じでストッパーが取れたのである。これがアクシデントその2。この2,3週間、板を脱いでもストッパーが立たないことがあって、バネの具合が悪いのかな・・・と、CRCを差したりしてたのだが、どうやら内部で板バネが割れていたようである。何とか板を付けることはできたので、そーっと滑ってこの日の滑りは終わり。天気といい、板といい、気分はちょいとブルーに・・・。 さて、宿に戻ると早速食事とのこと、すき焼きである。最後まで滑ってた「若い方から4人」でひとテーブル囲む。電気ブランのM野さんが仕切ってくれて、生ビール、日本酒と注文しながら食事は進む。ゆったりと7時近くまで食べてた。 8時から宴会とのことで、風呂に入りに行く。ゆったりつかり、さて身体でも洗おうかと腰掛けに座ろうとしたときに、腰掛けが滑りお尻から落ちる。そのとき左足が跳ね上がり、カランに激突。向こうずねが蛇口に・・・。 イテッ・・・って思う間もなし。あわてて触ってみるとプックリとコブが出来てる。コブってじんわり出来るんじゃなくて、瞬間的にできるんですね。標高7ミリくらいのコブがくっきり。徐々に襲ってくる痛みにしばし悶絶・・・。何故かそのタイミングに浴室にはおいらしかいなかったが、もし誰かに見られたらもの凄い間抜けなポーズだったろう。とにかく仰向けに転がった40男が向こうずねを押さえて唸ってるのだから。これがアクシデントその3 ようやく気を取り直して、とにかく蛇口の水で冷やす。この水が半端じゃなく冷たい。2,3分もやってると痛みが引いてくる。 その後、宴会へ。白馬錦と大雪渓の一升瓶が並ぶ。足の痛みも忘れて話す。宴会は3時間ほど続き、日付が変わる前に沈没・・・。 23日(日)曇り(ガス)思いの外スッキリと目覚める。7時半に食事。バイキングは和洋があり、特にパンは焼きたての自家製。卵も、卵焼き、スクランブル、温泉卵と三種類もある。なかなか充実してる。ホテルのレンタルに行くと、ノーマルの板ならすぐ借りられるがカービングは外注のため、時間が少々かかるとのこと。ノーマルは1日1000円ということでもあり、この際、久しぶりにノーマルで滑ることにする。係のおじさんといろいろ話しながら結局165センチの板を借りた。 リフト券は「平日2日券」6500円をホテルのフロントで購入。日・月だと平日扱いになるそうである。ラッキーであるがせっかく用意したのマウント6の回数券(3700円/日)は、ついぞや使う機会がなかったのである。シーズンも後半に入り、回数券の残数5枚、志賀のスーパー10の残り3回分をどう使うかは難しいところである。(まあ、何とかなるとは思うが) ウィスキーを入れたペットボトルをポケットに外にでると、雪はやんでるものの、ガスは昨日よりもキツイ。意を決して滑り始める。 とにかく13人全員でゲレンデに出る。どこかで記念写真を・・・とも思ったが、とてもそんな感じではない。1時に北尾根レストハウスに集合とだけ決めて、それぞれが滑り始める。ちなみに13人の内、おいらも含めて6人がノーマルの板という、今どき珍しいメンバーではある。 濃いガスで10メートルが見えない。なんか随分コブが多いな・・・と滑ってたところが黒菱だったり(笑) 一緒に滑ってる人が、1人、2人とはぐれていく。まあ、集合場所も決まってるのでいいか・・・。最後まで一緒に滑ってたヨガの先生にストックワークをワンポイントアドバイス。途端にターンのつなぎがスムーズになった。こういうのは「冥利につきる」ってヤツである。 北尾根レストハウス、特筆すべきメニューはない。おいらが食べた豚キムチ丼はレトルトをレンジでチンして出てきた。カツカレーのカツは注文してから揚げてた。味は判らないが ボリューム満点だった。ビールは缶のみかな。一本呑んだ後、ポケットからウィスキーを取り出し、エネルギー補給。 ガスを避けて、下へ下へとバーンを選んでいく。結局最後は 咲花ゲレンデへ。グループの中の年長のお二人(かーちゃんより年上)が滑ってた。お二人とも還暦を過ぎてからスキーを始めたのだそうだ。腰を据えてレッスン。脚に力が入ってしまってるので、まずはリラックスしてもらい、外スキーに体重を移動するだけでターンができることを知って貰う。グリップの位置を前に出して、後傾にならないようにする。そんなこんなで、大分楽に滑れるようになったところで、デジカメ動画で滑りを撮ってあげる。 そんなこんなで結局リフトが停まるまで滑る。 165センチのノーマルの板ってのは初めての経験だが、これはこれでお気楽に滑るには良かった。とにかく視界が悪かったので9割方がずらしの小回りだったからなおのことラッキーだった。 宿に戻り、慎重に入浴(笑)、晩飯は寄せ鍋。今日も今日とてM野さんがナベを仕切って下さる。午後レッスンをした方からワインを一本おごっていただき、生ビール、こっそり持ち込んだ日本酒とチャンポンでいい感じに酔っぱらった。 日曜日の夜なので、さすがに泊まり客は減ってる。ロビーの大画面で午後の滑りの動画を再生したり、これまた持ち込んだおバカビデオを見たりで世はふける。 11時を回ったところで、ホテルの従業員のOさんが勤務あけでロビーへきた。足を引きずってたので「どうしたんですか?」と声をかけたら「靱帯伸ばしちゃったんです。」って答え。モーグルをやってるんだそうです。この日にあったモーグルの世界選手権を一緒に見ました。ちなみに一緒に写真に映っているポーズは決してではなく、モーグルのグリップの位置を教えて貰っているところなのです。(通常よりも、ずっと前にストックのリングを出している感じです。) 24日(月)小雪結局、3日間、晴れ間ナシ・・・。それでも悪天候を突いてゲレンデへ。さすがにこれだけ降れば雪もいいし、平日なので少しは空いている。(それでも、志賀よりも多いのだ。) 北尾根のリフト乗り場に「かまくら」が「掘って」あった。かまくらとは言っても、雪の壁に横穴を掘ったものだが、奥行きは優に5,6メートルはあって、中にはいると別世界である。(右写真) 1時に北尾根ヒュッテと集合時間の指示があったが、11時半くらいの時点で、ガスの中、北尾根で滑ってるのは2人だけ。まさか、みんなは上がってこないよな・・・と、咲花に降りる。さすがにガスはない。メンバーが八方スクールのトレーンにぶつけられた。しばらく先生は気づかないのだから、トレーンってのは危ないものである。 咲花のレストハウスにトイレ休憩で入ると、何てことはない、今ゲレンデにいるメンバーは全員昼飯を食ってるじゃないの。なーんだ、それなら連絡してくれればいいのに。(そもそも、「北尾根に1時」っていう指示を出した幹事さんまで、のんびりと昼飯を食ってる。うーん・・・) まあ、結果オーライで、昼飯。ここは上のレストハウスと基本的に同メニューであった。昨日は豚キムチ丼で大失敗したが、ここは「平日限定ランチ」ってのがあって、この日はハンバーグ。これと生ビール。これは正解だった。 食事後はもっぱら北尾根に上がって滑る。午前中ポールを張っていたバーンが空いたタイミングで滑った。しかし、板のことを忘れてカービングしようとしたら途端に外足がはずれて転倒(笑)。 そんなこんなで3時まで滑り、4時過ぎのスキーバスにて名古屋へ。車内でもビール、日本酒、ウィスキーと呑み続け、あっという間に名古屋着でござんした。 【データ】滑走日 :03年2月22日〜24日(シーズン通算滑走日数31日)ゲレンデ:白馬・八方尾根 ゲレ食 :北尾根レストハウス 中生550円 【おこづかい帳】ツアー費 : 25,000円(往復バス、2泊4食)交通費 : 400円(市・名鉄バス) リフト代 : 9,800円(半日券3300+平日2日券6500) 昼食代 : 3,000円(北尾根レストハウス、咲花レストハウス、生ビールに一品) 計 38,200円 シーズン累計:545,580円 自宅−名駅のバス代、昼食代は、昨年までは算入しませんでしたが、今年は覚えている範囲で足してみます。、 |