菅平再認識ツアー

今回のツアーは直前まで決まらなかった。そもそもが東海メンバーとの温泉ミーティングが入ると思っていたところ皆の予定が合わずお流れ、AFSCの定宿も全館貸し切りでクラブのツアーもナシ。
諸方面にお伺いをたてたところ3つほどお声が(ありがたいこってす)。新穂高ロープウェイ、栂池、そしてこの菅平。
金曜の夜に港の方で宴席予定があり、最も出発が遅い菅平のツアーに参加させて頂くことにしたのであるが・・・。

03年1月31日(金)

メンバーの身内に具合の悪い方がいて、最終的に出発のGOサインが出たのは当日、午後になってからだった。それまで新穂高と二股かけていたのだ。(お騒がせしました>Sさん)

ちなみに、予定されていた宴席は延期になり、別途、来名していた友人と今池でしばし酒を酌み交わす。21時過ぎに友人と別れ、準備。
とにかく、中途半端な時間である。
22:45自宅発、23:25名駅着。やることもなく呆然と立ちつくす。23:56急行ちくま乗車。一応指定はとったが、自由席でも座れたようだ。車両はいつもの特急しなのと同じ。指定された席に行くと外国人(多分アメリカ人)の女性が横になってる。あちゃー。申し訳ないが起こして、自分の席に戻って貰う。

アイマスク、耳栓、空気まくら、膝掛けと完全装備だったが、なかなか眠れなかった。

2月1日(土)曇り

乗り過ごしては・・・と長野までキップは買った(同料金)のだが、篠ノ井着の5分くらい前に車内が明るくなり、放送が入った。
2分の乗り継ぎで5:33のしなの鉄道に乗り換え、上田着6:01。菅平行きの始発バス(7:10)まで1時間ちょっと。駅前のコンビニでサンドイッチと飲み物を買ってきて、待合室で朝食。眠い。携帯のアラームをバイブにして、しばしまどろむ。20分くらいか。

路線バスは約50分。車内はゲレ食に出勤するような感じのおばちゃんが多かった。またまた携帯をセットして惰眠をむさぼる。大分すっきり。天狗ゲレンデのバス停には定刻どおり8:03着。とにかく名古屋からでも菅平に来られることは判ったが、なかなか辛い。

バス停近くの宿に到着、前夜から泊まってる友人達と合流。高校の後輩夫婦とその友達(女性2名)である。先週に引き続き、「女性が多いぞ」という幸せな状況。

休む間もなく9:00にはゲレンデへ。2日券7000円のところ、宿泊者は6550円。微妙な割引である。

このとき、念のため栂池に行っているはずのAFSCクラブ員に菅平にいる旨メールを送ると、帰ってきた答えが「今、『ニューダボス』(菅平の定宿の名前)にいます」
何のことはない、栂池組は石内丸山組と菅平組に分かれたそうな。

昼飯くらいには合流できるかなと、滑り始めたら、何と2本目でA斉、O武の2人とバッタリ。どこに行っても目立つウェアである。
せっかくなので、一緒に滑って貰うことにした。何と云っても、彼らは菅平で何十日と滑っており、ゲレンデを知り尽くしている。彼らのガイドで、広い広い菅平をひととおり(除く、大松山方面)滑る。
菅平といえば、MPDの大松山キャンプに参加するか、指導員研修会や養成講習会にくっついてきたり、検定のサポートをしてたりで、フリーに滑ったことがなく、ごく一部のバーンをチョコチョコと動いていただけなので、今回「菅平ってこんなに広いのか。」と感激、かなり寒かったが、皆、一生懸命滑る。

昼飯は白樺荘。久しぶりにあの暴力的なカツサンドを食す。カツカレーを食ってた人もいたが喰っても喰っても減らないので苦労していた様子。

不思議なことに、我々が飯を食ってると晴れるというジンクスはそのとおり。白樺荘を出たら青空も広がっていたのでシュナイダーの塔で記念写真を撮ったり・・・。ちょっとばかり青春してると、またまた曇り空に。

寒いときには小回りってのがアドベンチャーの決まり。いわゆる左太郎(さたろう=AFSC用語かしら?)をワンターンワンターンをしっかりとブロックして滑って貰ったり、ビデオを撮ったり、ってなことを途中1回の休憩(燗番娘が5本ばかり空いていた)をはさんで、リフトが停まるまで。

そう言えば、途中のリフトでたまたま都連評議員のF野さんと合い席になった。指導員会の特別研修会(指導員を受検する方々のための事前研修?)に来られてるとか。1級しかもっていない評議員ってのは珍しい訳で、おいら、ゲレンデで都連の人と会うと肩身が狭い。

そんなこんなで、定宿ニューダボスに戻るA、Oと別れたのは17時のリフト終了ギリギリであった。思ったよりも、みんなハード。

入浴後、18時からの夕食時、食堂にビデオ付きテレビ発見。幹事役のUちゃんが宿と交渉してくれて、食後、借りられることになった。となれば、観るモノはひとつ、そう「わたスキ」である。

同行者のうち小生&後輩夫婦は何度も観ているが、残る2人はほとんど初めて状態。ワイン、日本酒を片手に全編をじっくり見て貰う。(っつうか、決めぜりふのところはどうしてもおいら達も声を出しちまうので、「聞こえない」なんて怒られながら、何度も巻き戻ししてました。)

何度みても良いものである。ワイン1本、日本酒(真澄)一升瓶&四合瓶&ビール小瓶3本・5缶ほどが軽く空いてしまった。よく呑むメンバーである。

その後は昼間撮ったビデオも見て、就寝は日付が替わる前。

1日(日)晴れ

さすがに起きるのが辛かった。呑みすぎでもなければ寝不足でもない。身体がバキバキ言ってるのだ。ありゃりゃ。
8時半近くなって朝食、精算して、荷物をまとめてゲレンデに出たのは9時半過ぎ。ゲレンデの目の前の宿なのでありがたい。2本ほど先に滑ったがなかなかよろし。何と言っても昨日と違い快晴なのがありがたい。

今日もほどなくA、Oと合流、Oのレッスンが始まる。スタンス拡げたり、身体を倒したり、回したり、演歌のこぶしを入れたり、前に立ち上がったり・・・とカービングのパーツパーツを練習。みんな、少しずつそれらしくなってきた。
快調に練習を続け、昼はゲレンデ中腹にあるTAKEOという小さなペンションの食堂。リフトから見える「生ビール」っていう幟が決め手になりましたね。
生ビールのあとにも、日本酒呑んだり、ワインをボトルで頼んだり、凡そスキーヤーらしからぬ昼食。

さて、この昼食時の出来事、こちらは昨晩観たわたスキのおさらい。「スキー場で下手なヤツは?」「牧場のさかな」「じゃあ、馬券を買わないと競馬は?」「家畜のかけっこ」ってな感じで話してたら、隣のテーブルのおねーちゃんたちが妙な反応。ひょっとすると思い、カメラを向けて「とりあえず・・・」って言ったらこらえきれずに爆笑。そう、お隣もわたスキ・フリークだったのです。いやぁ、たのしかったっすね。

わたスキ初心者のUちゃん、Cちゃんも、我々がわたスキに見せた反応が異常でないことが判ってくれたと思う。「わたスキはスキーヤーのバイブルであり、共通言語なのさ。」なんて豪語しておいたぞ。

午後も引き続きレッスン、16:40過ぎまで滑る。
宿に戻り、入浴、パッキング、O武車が17:30に寄ってくれて、上田まで送ってくれる。バスだと50分かかるところであるが30分、余った時間で駅前でそばで腹ごしらえ。しなの鉄道、JRしなの32号と乗り継ぎ、市バスの終バスで拙宅到着はいつもの23時。いやぁ、菅平を再認識した2日間だった。

【データ】

滑走日 :03年2月1〜2日(シーズン通算滑走日数22日)
ゲレンデ:菅平・裏太郎他
ゲレ食 :白樺荘(奥志賀ゲレンデ下)
     TAKEO
      ハッシュドビーフ&ハンバーグプレート1200円 生ビール(エビス)600円

リフト待:ほとんどなし

【おこづかい帳】

宿泊費  :  9,200円(1泊2食・酒代)
交通費  : 14,770円(JR6080+しなの鉄道490+上電バス1300+JR6500+市バス400)
リフト代 :  6,550円(宿割引2日券)
昼食代  :  4,400円(白樺1800円+TAKEO2400円)
 計   34,920円

シーズン累計:398、580円


自宅−名駅のバス代、昼食代は、昨年までは算入しませんでしたが、今年は覚えている範囲で足してみます。


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