初級卒業ツアー

1月に続いて、今シーズン2回目の初心者ツアー、事情により今回が最後となる可能性があったので「卒業ツアー」と銘打っての実施。おいらは今回は幹事ではなく「ひとりの参加者」でした。初日は小学校5年生のレッスン、2日目はコブの滑り方のレッスンをしておりました。膝が・・・。

3週続けて白馬方面、3週続けてNIFTYの仲間とのスキー。

02年3月15日(金)

夜12時半過ぎに滋賀県在住の幹事さんがピックアップしてくれた。今シーズン初めて、週明けに仕事を持ち越してしまったため、かなりブルーがはいっており、車内では無口。途中、ドライバー仮眠も入り、ゲレンデ真横の五竜の宿着は5時。

3月16日(土)ガス〜晴れ


五竜車内で2時間ほど横になったあと、7時に宿に入り、しばしまどろむ。
既に前夜から1名入っており、8時半くらいに3名到着、9時過ぎにゲレンデに出てさらに2名と合流。総勢8名である。最年少は参加者の娘さんで小学校5年生。

この日のリフト券は、懸賞でゲットした優待券。シーズン終盤、かなりのお金をスキーに注ぎ込んできた身には有り難い。

朝のうちはガスがかなり出ていて、景色もあまり見えず、初めてのゲレンデではぐれないように滑るのがやっと。しかし、雪質はまだまだ十分。標高がそれほど高いわけではないが不思議なものである。

ガスは徐々に晴れてきて五竜岳がキレイに見えた。写真にあるように、山の斜面4つの菱形があり(ネガ型の「雪形」というのだそうである。)、これが武田菱という甲斐武田氏の紋所にそっくりなのである。このため、かつては山名を御菱(ごりょう)岳と呼んでおり、五竜岳の山名の由来になったともいわれてます。(武田氏の「御領地」から来たとも書いてあった。いずれが正しいのやら。)

とんかく午前中は、5年生のメグちゃんと一緒に、ずっとプルークボーゲンをしていました。「大きなぬいぐるみをだっこして」「からだの伸び縮み」と「外側の手で膝を押さえるようにする」っていうキーワードで、どんな坂も降りてこれるようになりました。

昼飯はALPS360という五竜ゴンドラステーションのレストランでとったが×。ゲレンデの中の小さな食堂だと500円くらいで喰えるモノが1000円近い値付けになっている。これは「食事券1000円分付きリフト券パック」と大いに関係がありそうである。あこぎな商売である。もちろん、おいら達が損するわけではないけど、食堂イジメかな。

午後は白馬47側に遠征する。

最後に滑ったコブ斜面は結構ハードだった。メンバーに「滑りたい」という人がいたので付き合ったのだが、おいらがコブに入るなんて、世の中変わったものだ(笑)

皆が上がった後、ひとり残って、リフトがとまるまで緩斜面でポジションを確認しながら滑った。

今回のメンバー、小5のメグちゃんはもちろんのこと、酒を呑まない人が多く、呑むひともせいぜいひと口である。夕食のときも、結局ひとりでビールを呑んだが、なかなか呑めないものである。
食事後、ナイターへ、これまた1人で繰り出した。志賀で滑るときはナイターに出ていくのは当然であるが、他のスキー場ではゲレンデが遠くて行く気がしない。現に、今シーズンもナイターを滑ったのはサンバレーだけであった。しかし、ここでは、宿の食堂からナイターゲレンデが見えることもあって、ふらふらと・・・。

ゲレンデでは、ワンメーク大会をやってました。スキー場のスノボスクールの先生なんかが跳んでましたが、1回転1回ひねり(?)くらいでも、目の前で見るともの凄い迫力です。しばらく滑るのを忘れて見入ってしまった。

バーンはさすがに締まってきて、滑りやすくなっている。まずは夕方の続きでカービング大回りでポジションの確認を何本か、その後、様々なターンを思う存分。ここでもリフトが停まるまで滑った。

大貧民 と、どこからか花火の音が。ゲレンデの花火は今シーズン既に2回見ているが、まさか??? 探してみるとかなり離れたところで花火が見える。光と音のズレは20秒くらいか。リフトもとまってて、最終確認にきたパトさんに聞くと「今日は、栂池のゲレンデ祭りなんですよ。」とのこと。「明日はここ(五竜)も花火を上げますよ。」ってことでした。

しばし花火を堪能して宿に戻る。皆、ダベっていた。風呂で汗を流して合流。話は、スキーの話ではなくコンピュータの話のようである。スキーの話なら邪魔もできないが、コンピュータなら別に今じゃなくても良いだろう・・・ってんで、昼間メグちゃんと約束していたとおり「トランプやろうよ。」と提案。待ってましたとばかりにミッキーのトランプが出てきた。

何をやるのか・・・。簡単なところではババ抜き、七並べなのだが、それじゃ大人としてはもの足りない。スキー場の夜じゃない。アフタースキーの定番トランプゲームと言えば大貧民なのである。(「わたスキ」ではウィンクキラーをやっていたけどね。)

ということで大貧民である。場所決めの初戦でビリになり大貧民席で正座から始まったのであるが、貧民、平民A、富豪と徐々に地位を上げ、大富豪にまで登り詰めたのであります。11時を過ぎたところでお開きとなりました。

3月17日(日)快晴・強風

メグちゃんとママは朝、お帰り。残る4人でゲレンデへ。この日は小回りを中心に滑ることとなった。

小回りというとどうしても「見た目」にとらわれ、ターンをきっちり仕上げずにテールを左右に振るだけの滑りになり、結果スピードコントロールができず暴走してしまう。

それを判って貰うために、ひとつひとつのターンを切り上げて丁寧な(しかし、リズムの早い)小回りを何本か見せた。判って貰えたろうか・・・。

この日は五竜のお祭り。いいもりゲレンデの横ではチューブライドが無料開放されていた。強風でリフトが停まったため仲間がくるのを待つ間、2本チューブライドをためした。湯沢パークのそれとは規模も迫力も較べようもないのであるが、それでも興奮するなぁ。

昼食は「レストハウスいいもり」のバイキング。ここのバイキングは100グラム230円というバイキング。東京だと「オリジン弁当」の感覚である。どうせビールを呑むから・・・とつまみ代わりにちょこっとずつおかずを取るにはgood。おいらはおかず900円に発泡酒400円の1300円。食事券1000円をうまく使った・・・という感じです。しかし、食事がメインの人は何のかんので2000円以上使う羽目になったようである。酒も呑まずに2000円。フェニックスの篝火よりも高いんだぜ、セルフなのに(笑)

午後は目の前のいいもりゲレンデのコブ斜面を1時間ばかり。さすがにヘロヘロ。3時前に上がり、3時半に五竜発。
大町の「あずみ野ランド」というゴミ焼却場の余熱利用施設でひと風呂浴びて(300円!)しばし休憩。何とここでは卵を売っていた。ついつい、買ってしまいました(笑)

豊科インター前ではかなりの渋滞があったが、高速に乗ってからはほぼ順調、21時半には拙宅到着でした。

【データ】

滑走日 :02年3月16、17日(シーズン通算滑走日数38日)
ゲレンデ:白馬五竜・白馬47
アクセス:往復とも仲間のクルマにて 往路5時間半 復路6時間(仮眠、入浴(笑)等を含む。実際に走ったのは4時間半くらいかもしれない。) 天気  :晴れ
リフト券:1日券4、500円、ナイター券1、800円
リフト待:最大6分
ゲレ食 :レストハウスいいもり

【おこづかい帳】

宿泊費  :  8,000円(1泊2食)
交通費  : 11,600円(ガス代・高速代割勘)
リフト代 :  5,500円(初日ナイター1800+2日目パックのリフト代分3700)
 計    25,100円

シーズン累計:538,700円



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