東海バスツアー東海地区のパソコン通信仲間がバスをチャーターして滑りに行くツアー。普段マイカーが多いみんなが心おきなく呑みながら、ってのがもともとの趣旨。だから、滑りはともかく、その呑みっぷりたるやものすごいものがある。昨年1月、名古屋に引っ越してきて、荷物が届いたその晩に、スキー道具だけ荷ほどきして参加したツアーです。これに参加したお陰で東海地区に多数友人ができた想い出のツアーでもあります。今年はクラブのツアーが組まれていたため現地合流となりました。 1月5日 吹雪サンバレー・志賀の湯ホテルにて起床。吹雪。果たして名古屋組は志賀に到着できるのか? 昨年は確か6時くらいには着いていたはず・・・と朝食後、8時くらいに連絡してみると「今、下でチェーンを付けたところ」とか。これは随分遅れている。やはり雪のせいだろうか。おいらはサンバレー9時10分のシャトルバスに大荷物を抱えて乗り込む。運転手さんに「お客さん、どちらまで?」と聴かれた。下山する湯田中行きと間違えた客と思われたか? バスの中でも知り合いに出会う。何か、志賀のそこらじゅうで出会う。前夜、ツアーの宿に連絡をしたら「最寄りのバス停は一ノ瀬」と言われたのだが、バスの運転手さんは「高天原寮前」という。一体どっち? バスを降りて、運転手さんに言われた方向を見ると・・・、見えない。そう、何も見えないのである。吹雪とガスで前が見えない。「きっと、こっちの方に違いない。」と思う方向に板と荷物を抱えてとぼとぼと歩くと、ものの1,2分で見覚えのある建物が・・・。運転手さん、あんたは偉い。 名古屋からの仲間20数名も少し前に着いていたようでgood timing。ほぼ全員揃って雪の中をゲレンデに向かう。一番近いタンネの森で1,2本滑った。今年からカービングの板に乗り換えた・・・という人が多かったので、カービングのワンポイントアドバイスをしていたが、斜面が荒れているのと、人が多いのとで滑りにくかったので、一ノ瀬ダイヤモンドに移動。 ダイヤモンドでは、頼まれて初級者のお客さんにプルークをレッスン。ポイントは「ブーツのベロ」と「ニュートラルポジション」。斜面によって弧の大きさとかリズムに変化を付けてもらって、最終的にはプルークターンまでやってもらいました。 ニュートラルポジションを長めにとってもらうと、板が自然にフォールラインに向き始めるため、足首を無理矢理ひねってターンを始動しなくなることを発見、滑る方も楽だし、ターンのつながりもよくなりました。 # 同じバーンで地元のスクールの先生方が練習していましたが、そこでも「ニュートラルをしっかり取る」ということが強調されてました。先生の先生はそのことを「ジョイントを作れ」と表現していましたが、多分「右ターンと左ターンのつなぎ」という意味なんでしょう。今シーズンのはやりなんだろうか? 午前中、2時間も滑ってると、ヒゲは凍るし、髪も真っ白。レストハウスに逃げ込み、缶ビールともつ煮。このダイヤモンドのレストハウスのもつ煮はお奨め。一味をたっぷりふって、体の中から温める。 午後は外のメンバーに声をかけてカービング導入をやろうということに。まず、「ずらすプルーク」と「切れるプルーク」を連続でやってみせて、違いを知って貰う。それを見ながらプルークで外足をつっぱって板の切れ具合を実感してもらう。そのときに内倒したり、外向形を残したりということがないように注意。「スタンスを広く」、「へそを進行方向に」は、口が酸っぱくなるほど叫んだ。 ととさんが合流したので、初級者を2人を引き取って、またまたプルーク。ひとりがノーマル、ひとりがカービングと板が違ったので、滑りの見本は交互に換える。結構、頭がごっちゃになっちまうレッスンだった。 雪はなかなかやまない。2時間レッスンをして3時に一旦休憩・・・と思ったが、ダイヤモンドとファミリーの間の橋を渡ってから呑みたい・・・という声が多かったのでファミリーに向かったが、ファミリーには気の利いた店が見つけられなかったので、タンネに戻りカフェテリアで生ビール。 「冷えたジョッキと凍ったジョッキのどちらがいいですか。」と訊かれる。どっちも美味しそうだったので、一杯目が凍ったジョッキ、二杯目が冷えたジョッキ。枝豆、ソーセージとサービスの野沢菜。 吹雪は収まる様子を見せず、「今日はこれまで・・・?」と思ったけど、ととさんに誘われて深雪遊びをしに行き、リフトが停まるまで。 夜はこのツアーの趣旨を踏まえ、各種呑みました。途中で濃いスキー談義(指導論)になったけど、机上の空論を振り回す人がいたので少々エキサイト。やはり、指導は現場でやらんとねぇ。 1月6日吹雪雪は一晩中降り続いたようである。昨晩はかなり遅くまで呑んでいたが、朝一番で滑りに行くべく、朝食の放送と同時に食堂へ。荷物をまとめて8時過ぎにはゲレンデへ・・・(前夜、8:15という情報があったため)。ところがリフトの営業は8時半から、しかも除雪が遅れて、いつ動くか判らないとのこと。天下の志賀高原、正月の日曜日。しかもドカ雪というほどではなくせいぜい一晩に30センチ程度の降り。これで除雪の遅れでリフトが動かせないとは客をバカにするにも程がある。これって、客に対する態度のあらわれで、一から十までってこと田と思う。こういうことを続けていると、客のスキー離れがどんどん進んでしまう。わかってるんだろうか>スキー場 しかたがないので、まにサンと2人で、ダイヤモンドで何本か滑って、一ノ瀬ファミリー、タンネ、高天原と移動。余りにも雪が辛いのでフード付きクワッドがある西舘で滑ることにする。 西舘で1時間近くコブ斜面を滑る。タンネに戻り12時に滑走終了。急いで宿に戻り、風呂に入って荷造りをして12:30過ぎに積み込み完了。 帰り際、天気はどんどん回復、山を下りる頃には晴れ間まで出る始末。帰りのバスの中でも酒は出る出る、宴会は続く。「オトナのマジカルバナナ」もやったり・・・。19時、尾張旭着、そこでまにサンのクルマに乗り換え、途中ファミレスなんぞに寄りながら、ぴな宅まで送って戴きました。 【データ】滑走日 :02年1月5日〜02年1月6日(シーズン通算滑走日数16日)ゲレンデ:志賀・西舘〜タンネ〜一ノ瀬ダイヤモンド アクセス:往路 サンバレーからシャトルバス 復路 貸し切りバスで尾張旭、そこからは仲間のクルマ 天候 :2日とも雪。 リフト券:スーパーパス10 36,000円 1日券は今シーズン値下げしたらしい。 半日券 3500円(宿の割引券で3150円) リフト待:ほとんどなし ゲレ食 :ダイヤモンドのレストハウス もつ煮400円 【おこづかいちょう】リフト代 : 6,750円(3,600+3,150)ツアー費 : 18,000円(宿泊、宴会、復路バス) シャトルバス: 200円(大きな荷物の持ち込み料) 計 24,950円 シーズン累計:222,960円 |