正月ツアーとにかく、自分はつくづくスキー好きなんだなぁ・・・と感じさせるツアーでした。これまでの人生の最長連続滑走日数は3年前のやはり正月で7日間。今回は、続けて参加したバスツアーを加えると8日間連続。行く前には体力的にもつか? 飽きないか??との思いもありましたが、メンバーの入れ替わりも多かったこともあり、ナイターも含めて滑りまくり。日焼けした唇が痛いの何の・・・。 【アクセス】01年12月29日(土)。年賀状書き、洗濯、大掃除、散髪と年末にしなければならないことを一気に片づけ、22時名古屋発の夜行バスに乗り込む。ファーストクラスの車内は家族連れ、年輩の方が目立つ。おいらは「そのどっちにも属していない」と思ったが、まわりからはどう思われたか。道中、極めて順調で予定時刻よりも1時間早く、翌30日5時50分にサンバレー着。東京から5名(うち1名は中国人)、京都から1名が既に晩のうちに到着していたので部屋に潜り込み仮眠。1時間程度だったがすっきりした。 【怒濤の滑り】12月30日(日)吹雪なんと、初日から吹雪に見舞われる。今回のツアーでは同宿のお客さんのレッスンを積極的に引き受けることに。この日は7人の生徒さん(ほぼ初心者)が集まり仲間2人が担当、おいらは先週の続きでカービングを中心とした講習を受ける。外足の送り出しがねぇ・・・。キーワードは「へそを進行方向に向ける」です。とにかく吹雪の中で大変でした。あんまりすごくて辛いし、視界も悪くて危険だったので4時には終了、酒を飲み、風呂にはいり、飯を1時間かけてくって・・・。さすがに悪天候のためナイターはパス。昼間に偶然出会ったパソ通仲間のご夫婦ふた組がワインぶら下げておいらたちの大部屋を訪ねてくれた。ひと組は新婚さん。しばしスキー談義。さすがにこの日は夜行の疲れ、悪天候の疲れもあり、日付が変わる頃に就寝。 12月31日(月)晴れ・曇り・小雪昨晩から今朝にかけて、東京から3台9名(うち1名はフランス人)が到着。1台はDVD装備で「わたスキ」を見ながら雰囲気を盛り上げてきたそうな。合わせて16名でスタート。前日に続きレッスン希望の同宿者が5,6名いたので、クラブ員3名が対応。天気も良かったので残るメンバーは奥志賀を目指して10時スタート。途中、レッスンを交えつつ、さしたる混雑もなく、12時20分に奥志賀着。グランドフェニックスのかがり火で昼食。ウェイトレス新人のU田さんにカメラを向けたらVサインをしてくれた。 このあたりから小雪がちらつき始める。午後3時、サンバレーに戻ると最後の東京組3名も到着していた。 この日は大晦日だというのに紅白も見ずに15名がナイターに参加。いつのまにかレッスンが始まっていた。うちのクラブって一体・・・(苦笑)。 ![]() 午後にちらついていた小雪もこの時点では「無風、快晴、満月」の絶好のマイムマイム日和。気温こそマイナス8度と低いものの、風がないので、「いつもよりたくさん回しております」状態。余裕をもって周りを見ると近隣の各ホテルはもちろん、リフト小屋の方々も見ててくれたのは今年初めて知りました。法坂リフト万歳!! マイムマイム後は、フランスから駆けつけたクラブ員の差し入れのシャンパン(マグナムボトル)で乾杯。そして、集まった人全員による「あっちむけホイ」大会があり、小生は今年も司会をさせていただきましたが、場の雰囲気の読めないクラブ員(笑)が幼な子を押しのけて優勝してしまい、大いに盛り上がりました。ワインの一升瓶の差し入れもあり、夜は更けていったのでした。 # おいらがキャスターのついたリュックをしょってたら、この優勝賞品です。 1月1日 AM晴れ、PM曇り、ナイター雪元日です。例年どおり、志賀の湯の雑煮で「あけましておめでとうございます」。あれだけ呑んだんだけどすっきり。マイグラスを持ち込んだのが功を奏したようである。午前中はとてもいい天気、昨日のパフォーマンスを知ってか知らずか、この日もレッスン希望が殺到。4班に分かれてレッスン。午前中はおいらは中国人の初心者にプルークからシュテムを教えていました。午後もレッスン。おいらも受講者側になりました。リフトが停まるまで講習。 さて、ナイターである。正月である。元日である。しかも雪もちらつき始めている。えーっ? ナイター??とは思ったのであるが、メンバーの娘さん(小4)の「ナイターを滑ってみたいです(瞳の中に☆)」という言葉に「義を見てせざるは勇なきなり」とゲレンデに出まして、ずっと彼女の前をプルークで先導してあげました。人の少ないゲレンデでカクテルライトを浴びながらのナイターは、きっと良い想い出になったことでしょう。 彼女が宿に戻ったラスト2本、師匠とマンツーマンで滑って頂き、『濃い』レッスンです。ポイントは「じんわり、やさしく食い込ませろ」でした。 終了後、もちろん、夜は呑みましたよ、はい。で、飲んだ勢いで「あす、朝一番で」新雪を滑ることになった。 1月2日 AM晴れ、ときどき曇り、夕方から吹雪早朝、大阪経由で岡山からの家族3名が到着。それにしても、ニースだの、岡山だの、京都だのといろいろなところからの参加、名古屋からのおいらなんか近い方なんだからイヤになっちゃう(笑)。眠い中、酔いが残る中、ゲレンデに出る。昨晩降り続けた雪は圧雪されずに残っていました。ラッキー!!! ところが、急いで出ようとすると腕のポケットにあるはずのリフト券(スーパー10)がない。どうも、昨晩ナイター券を買うときに返してしまったようです。うっ、いかん・・・。涙目になりながら慌ててリフト小屋のみゆきチャン(仮称)に事情を話すと「気がついたので取っておきました。」とのこと。ありがとう、みゆきちゃん。買ったときに渡される番号入りの紙を捨てずにおいたのも幸いして、4日分残っているICチケットは無事帰ってきました。 で、早く出てきた甲斐があり、新雪を4本喰わせて頂き、VOLANTの醸し出す浮遊感を楽しませて貰いました。 こういうことって、今までしたことがなかったんですけど、病み付きになりそうです。そうそう、したことがないと言えば、朝起きたら一番に板にワックスを塗ることも始めました。簡易ワックスだけど、やらないよりはずっといい。一番乗りといい、ワックスといい、心を入れ替えたらスキーの神様も少しは上手にしてくれるだろうか? 午前中はレッスン希望者13名をクラブ員2名が対応、残りはクラブ内レッスン。11時頃メンバーひとり(礫(れき・仮称)昼3男子)到着、合流。 だんだん天気が悪くなってくる。昼食を取っている間に外は吹雪状態。(そう言えば、ここのところ風吹ジュンってよく出てくるな) それでも午後も同様にレッスン。外スキーの送り出し、ストックを使った小回り(寒いんだもん)等いろいろやりましたが、とにかく吹雪で辛いの何の。3時半にお客さん向けレッスンが終わったので、一緒に終わり。悪天候のため、そのまま終了。ナイター営業もないとのことで、早々に宴会モードに突入。 ![]() 風呂場では、一緒にいわゆる風呂ネタ(「泡切れの悪いシャンプー」とか「天井からやけに大きな水滴」とか)やりながら1時間近く入浴していたのだ。上がってからのビールがうまいの何の。 長い宴会の間に「スキー談義」「子育て談義」「冬休みの宿題」・・・。 1月3日(水)雪昨晩からの雪は小降りにはなったものの続いている。何でも名古屋の方では大雪らしい。とにかく今回のツアーはよく降られる。4人が朝食後、早めに帰京。午前は3班に分かれてレッスン。うち1班は通称「マダム班」。当然、担当するのはあの方、そう、我がAFSCのHPの番頭さんです。 ところで、あまり大きな声では言えないが、リフト下のがけにピステンが一台転がっていた。何でも朝方、視界不良の中、ゲレンデ整備に向かう途中でずり落ちてしまったらしい。運転してたひとに怪我はなかったとのこと。(このピステン、翌日にはもう一台のピステンと滑車を使って救出されていました。) 昼休み、暮れから停めてあった番頭さんのクルマを掘り起こしに行く。優に50センチは埋もれている。ひと汗かいて掘り起こし。掘り起こしたクルマを番頭さんが動かしている間、おいらが代わりにマダム班担当。うふふ。 さて、実は礫クン、明日バッジ検定(2級)を受けることになっていたのであるが、ふとした弾みで「二級検定には学科試験がある」ことになり、クラブ員みんながまじめな顔で「筆記は大丈夫なのか?」「少しは教本読んどいた方がいいぞ。」ってなことを言うので、どんどんブルーになっていくカワイソウな礫クン。 夕食後、番頭はん外1名下山。ナイターは礫クンの検定前講習。最後の総合滑降で小生、板2本ともはずす大爆発。またもやカービングターンの最大スピードの最中にギャップに突っ込み外板が外れ、次に内板が・・・という昨年1月のよませでの転倒と同じパターン。しかし今回はほぼ無傷。 夜は、K合塾志賀の湯校(笑)を開校、中1から小3までの冬休みの宿題を夜中の1時までかかって、一気に片付けました。つるかめ算、前置詞、台形の面積、帯分数の加減乗除・・・。あ、日記もあった(笑) 1月4日 晴れのち雪さて、三が日も過ぎ、ゲレンデは少しは空くかと思ったら、逆に三が日を避けて、というお客さんもいるようで、逆に混んだような気がします。天気もいいし、今日辺りはのんびりとマダム班でも、と思っていたらレッスン希望の「マルハさん」(マルっきり、ハじめて)が11人。 おいらは4歳から小2まで5人のマルハさんを受け持ちましたが、今年も「雪像(注)」がひとり出てしまいました。 (注)「雪像」 4歳、5歳くらいの子は、何かの拍子に「スキーいやだ」と言い始めることがある。疲れたのか、飽きたのか。それならと「雪だるま作る?」「雪合戦する??」と水を向けても首を横に振る。挙げ句の果てには「お部屋に戻る???」と訊いても、やはり首を横に振る。「いったい何がしたいんじゃあ、われぇ」と叫びたくなるのだ。 昼には礫クンの検定、かなりの高得点で見事合格。あ、学科試験の件は昨晩のうちにバラしておきました。はい。 ![]() この日も結局リフト終了まで滑り、食事前の「まったり&ビール」タイム。すると突然、仲間の携帯が鳴る。3日に東京に帰ったメンバー。「今、湯田中(爆)」。7時前には現れたので、このまま宴会に突入のはずが雪の中のナイターにつきあうことに。 そして最後の夜は、日本酒、ビール、ワインのチャンポンで更けていったのであった。 【データ】滑走日 :01年12月30日〜02年1月4日(シーズン通算滑走日数14日)ゲレンデ:志賀・サンバレー〜奥志賀 アクセス:名古屋−志賀 往路 夜行バス 約8時間 復路 シャトルバスにて高天原へ移動 天候 :本文参照。全体的には雪。 リフト券:スーパーパス10 36,000円 1日券は今シーズン値下げしたらしい。 サンバレーのみ有効のナイター券1500円 リフト待:ほとんどなし ゲレ食 :篝火 豚汁定食 1200円 【おこづかいちょう】リフト代 : 27,600円(3,600×6+1,500×4)交通費 : 7,500円(往路7500円(夜行バス)) 宿泊代 : 70,000円(5泊、宴会代等含む。) 計 105,100円 シーズン累計:198,010円 |