シーズン滑り納め

何となくズルズルっと終わりそうになった今シーズン。名古屋のスキー仲間のおかげで滑り納めをすることができました。何たって、その話が出てきたのは先々週、餃子を食いながら。うまい具合にタイミングが合いました。

27日(金)

仲間(=もにゃ(仮称))は、この日も残業、職場から直接ぴな宅へクルマを回してくれたのがちょうど12時、春日井のもにゃ宅へ寄り彼の荷物を積み込み出発は1時。時間もあるのでずっと下道(19号)を行く。途中、先の崖崩れで片側交互通行になっている山口村を通過するもおいらは記憶がない。毎度のことながらドライバーさんには申し訳ない・・・。
さて、まわりが明るくなり目が覚める。時計は6時を指している。コンビニの駐車場。ここはどこ? 塩尻?? そう、徹夜続きのもにゃ、金曜日も3時間くらいしか寝ていなかったもので、途中で何度か仮眠を取ったそうな。ここからは高速を使って野沢へ。

21日(土)晴れ

野沢到着は朝7時半。早速、いつものげんたろう屋にチェックイン。しばし部屋でぼーっとする。宿からシーズン券を貸して貰う。ゲレンデに出たのは9時半。この時期、ゴンドラ駅の駐車場までクルマで上がっていける。時間が遅かったので長坂は満車、ちょいと離れた日影までクルマを回し、誘導されるまま路上駐車。この辺りは融通がきく村営。

下の方のシュナイダーやスカイラインは既に雪がなくなっており閉鎖。滑れるのはやまびこ、上の平、水無。ぴなお気に入りの水無はポールが張られていたのと、より上の方が雪質もいいだろうということでやまびこゲレンデへ。右の写真の通り、雪もたっぷり、天気もいいし・・・、言うことなし。

トップシーズンだと5〜10分待ちになるやまびこクワッドリフトが待ち時間ゼロ。こうなると、もうサルのように滑るしかない。もにゃが飛ばし屋なのでそれに遅れないように頑張って滑る。ところどころ地元の強化選手の練習用にポールが張っているのがチト邪魔。やまびこはさすがにスキーヤー、しかも団体が多い。クラブの滑り納めだろうか。シーズンも終わりだというのに熱心にレッスンをしているグループが多い。

ものの1時間も滑ると腹が減ってきた。朝飯が6時過ぎだったから当然か。長坂ゴンドラの上のレストハウスやまびこへ直行。生ビール(600円)と牛丼(800円)の昼食。食後少々昼寝。
混み始めたので12時過ぎに再びゲレンデへ。ポール組が昼休みでいなくなったのでポールバーン(ポールははずされている)を滑る。塩カルを撒いているのか、コースは堅めで滑りやすい。ガンガンとカービング、外腰を前に出すことを心がける。結局、やまびこゲレンデがクローズになる3時半まで休みなしで滑る。

宿に戻り倒れ込む。内湯にゆっくりとつかって・・・と思ったが、トップシーズンと違い、客が少ないこと、気温が高いことのせいか風呂が熱いのである。大の大人二人が水でうめてようやくつかる。

5時半から夕食。げんたろう屋の売りは「何と云っても、自慢の料理と美人の集まる宿」。美人云々は先代の願望があるんだとは思うけど、料理はとにかくうまいのである。ビールで乾杯して食っていると、おかみが「ぴな(本名)さん、お酒呑む?」 で、出てきたのが「夜明け前」の純米生酒、しずく絞り。うまい。おかみのおごりなのだが遠慮なくおかわりまでしてしまう。最後には一升瓶がおいら達のテーブルにデンと鎮座まします。

たっぷり1時間以上かけて晩飯を食い終わる。徹夜明けの相方は「寝る」と部屋へ。おいらはロビーで客の子どもたちと遊んでいたら、だんなさん(ぴなと同い年)から「一緒に呑もうか」と声がかかる。一家が食事をしている厨房に入り込み、さっきの夜明け前を呑み始める。だんなは学生時代、大回転(?)で国体2位となったスポーツマン。「しあわせ家族計画」で300万円ゲットしたことでも一部では有名(笑)。さすがに酒は強い。ぴなとサシで呑み始める。あっという間に一升瓶がカラになり、次の1升瓶が・・・。シーズン中は忙しそうでゆっくり話もできなかったんで、話題はつきない。日付が替わる頃まで宴会は続く。ここから後は記憶が一部欠けるのだが、次に気がついたときは風呂の洗い場で寝込んでいるところをもにゃに起こされました・・・(^_^;

29日(祝)曇り

いやぁ、昨晩は飲み過ぎ。何とか朝飯は食ったもののとてもじゃないがゲレンデに出られない・・・。相方をゲレンデに送り出し、再び布団に潜り込む。そうそう、朝食後、数多くのオリンピック選手を輩出したことで有名な野沢温泉スキークラブの会長さんにご紹介頂きました。
1時間くらい横になるつもりが、結局起きたのは昼過ぎ。大汗をかきながらゲレンデへ。
携帯で相方に連絡を取ろうとするも、野沢のゲレンデは通じないところが多い。志賀だと全山大丈夫なのだが・・・。長野五輪の際、バイアスロン会場だったため、山の上の方まで手が回らなかったのかも知れない。
仕方がないのでしばらく1人で滑るが、とにかく気持ちが悪く、身体に力が入らないし、前日よりもゲレンデに人が多かったので、この日はスキッディング系の滑りをする。高い位置から板を押すことを心がけてみる。久しぶりにこの滑りをしたがまずまず。

変な建物をやまびこの頂上で見つけ、記念撮影。今はなくなったはずのお役所なんだけど(笑)

1時半頃、ようやく連絡が取れたので合流。引き続き、ずらしの滑りを。何のかんの言って、結局3時半まで滑り続ける。

前日同様、風呂に入って夕食。さすがに今日はビール一本。食後、旦那さんの「しあわせ家族計画」出演ビデオを見せて貰う。9時過ぎには部屋に戻り、村営「菜の花テレビ」で95年のインタースキーの記録映画をやっていたのでそれを見る。その後チャンネルを替えて、名古屋ではやってない(時間が違うらしい)電波少年やガキつかを久しぶりにみる。缶ビール一本だけ呑んで12時過ぎに大人しく就寝。

30日(振替休日)雨〜晴れ

すっきりと、空腹で目覚める。この日は天気予報でも雨、降水確率は70%。さすがに雨だと滑りたくない。
窓の外からはザーザーという雨らしい音。実はこの音はくせ者なのである。学生時代、ここで合宿をしていて、雨だと朝のランニングが免除になるので、当然のことながら雨だと大喜びなのである(ぴなはバドミントンだったので、雨でも昼の練習にはなんの影響もない。)。が、雨音と聞こえたものは水路を流れる水の音であることがほとんど。ぬか喜びに終わるのであった。「この日もそうか・・・」と窓の外をのぞくと正真正銘の雨。へこむ。

どうしようかぁ・・・。もにゃとしばらく逡巡。クアハウスでも行って、早めに上がろうか? 部屋でうだうだと、平日の朝のワイドショーなんぞを見ている、いずれにしても荷物を移動しなければならない。実は、おいらも相方もリフト券は既に持っているので「ゴンドラで上がるだけ上がって、様子を見て帰ってこよう」ということになる。

雨は大分小降りになってたけど、ドナドナの仔牛のような気持ちで長坂ゴンドラにクルマで向かう。さすがに滑る人もいないのかゴンドラ乗り場脇にクルマを止められた。ゴンドラに乗り込む。ガスがかかって、前のゴンドラも見えない。こりゃ、最悪・・・。どんどん気持ちがブルーになっていく。

と、ところがである。上ノ平の駅に近づくにつれてガスが晴れてくる。で、ゴンドラを降りてゲレンデに出ると明るい。雪も昨日とそれほど変わりがない。こりゃ、上の方は降ってないのかな? はやる心を抑えつつやまびこへ。どんどん天気が良くなってくる。

てなことで、やまびこは全く問題なし。人が少ない分、昨日よりもずっと滑りやすい。雨をおして出てきたのをスキーの神様がかわいそうに思ってくれたに違いない。もう、これは滑るっきゃない。またまたカービングのチェック。プルークなんぞもやりまして、真面目に真面目に滑る。少し早めに昼飯。日影ゴンドラ近くのレストハウスへ。大好きなインド象の絵がかけられ「スパイシーカレー」なるものがお奨め。これにわがままを言ってカツカレーのカツを乗せて貰う。生ビールも安い。ここはお奨め。満腹、満足。

昼食後も、シーズン最後の滑りを一本ずつ丁寧に滑る。午後は晴れて、顔が痛いくらい。あわててリフト上で白塗りにする。その陽気に誘われたのか、リフト下のふきのとうが、リフトに乗るたびに増えていく。ものすごい勢いである。雪解けをじっと待ってて、ここぞ!とばかりに顔を出してきたような感じ。春だなぁ。今シーズンに教わったことを思い出しながら丁寧に、結局3時半まで滑る。

宿に戻り、ゆったりと風呂につかり、宿のおみやげの温泉卵を戴き、5時過ぎに野沢発。千曲川の堤防は菜の花が満開。さすがにシーズンも終わったんだなぁと実感。中央高速、クルマは多かったものの流れは速く、渋滞もなし。途中、春日井のラーメン屋に寄って、ぴな宅着は9時過ぎ。これで今シーズンも終わり。思い残すところなし。

【今シーズンの感想】


シーズン初めに突然の名古屋への転居があり、一体どうなるのか・・・と思った今シーズンだったが、終わってみれば滑走日数36日は昨年と同じ、生涯最高滑走日数となった。

また、転居したことにより、新しいスキー仲間がたくさん増えた。却って、スキーシーズンだったから、スキーを通じて名古屋に友人が早く、たくさんできた・・・と言うべきだろう。

今シーズンからはき始めたカービングの板「VOLANT」もしっくりきて、快適。シーズン初めの職場の同僚のアドバイスもあり、先シーズンよりもコブに多く入っていった気がする。

惜しむらくは、せっかく名古屋に住んでいながら岐阜県のゲレンデへ一度も行かなかったこと。クルマがあれば2時間もあれば行けるらしい。来シーズンは是非とも行ってみたいものである。

【データ】

滑走日 :01年4月28〜30日(シーズン通算滑走日数36日)
ゲレンデ:野沢温泉
アクセス:往路7時間半 復路(夕食含む)4時間
天候  :初日晴れ、2日目曇り、3日目雨〜晴れ
リフト券:春スキーのみ大人3000円等1日券の割引有り リフト待:なし
ゲレ食 :「レストハウス湯の峰」(日影ゴンドラ湯の峰駅隣)
       スパイシーカレー 900円
ポークカツカレー1000円
生ビール(中)  490円

【おこづかいちょう】

宿泊費  : 17,750円(宿泊費(2泊4食)、夕食時の酒代)
リフト代 :      0円(宿のシーズン圏を使わせてもらう)
交通費  :  6,500円(仲間のクルマに2乗)

 計     24,250円

シーズン累計:537,640円(1シーズン、この値段で楽しめました)



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