野沢温泉ツアー


とにかく、天気も雪質も抜群。今シーズン、これまでのところ最高の週末でした。

16日(金)

名駅22時発(実際には22:25出発だった)の夜行のスキーバス(実に、何年ぶりだろうか・・・)で野沢に向かいました。40席ばかりのゆったりしたバス、しかも隣が空いていたので、アイマスク、耳栓の完全武装でいろんな「体位」をとってみました。とは言っても、それほど熟睡ができる訳じゃないですが・・・。
ちなみに、乗客の半数以上が女性でした。木島平−野沢−戸狩−信濃平−斑尾というコースのバスだったせいかもしれませんな。バスに積み込まれた板の半分が長板、残りはショートスキーとボードが半々でした。

17日(土)快晴

バスは予定より少々遅れて7時に野沢温泉到着げんたろうや着。野沢温泉の宿は位置が判りにくいので、同じバスから降りた人は途方に暮れたようにウロウロ。おいらは25年通った道、迷うことなくげんたろうやへ。

先発の7人は前夜、3時半過ぎまで呑んでいたとかで、まだ熟睡状態。ひと風呂浴びてから起こそうかと思っていたら、宿の若旦那(ぴなと同い年)が「表のレガシーを移動したいからキーを貸して欲しい」とのことだったので、部屋に入り込み寝ぼけ眼のY田くんからキーを借りる。風呂に入って、BS2でおーどりー、はね駒を観てたら8時前。

朝、着いたときに朝食を1名分追加してもらっていたので(このあたりが、定宿のありがたさ)、みんなと一緒に朝飯。

とにかく、天気がいい。10時前にはゲレンデへ。長坂ゴンドラの列が短い。20分待ちくらいだったかな。リフト乗り継いでやまびこまで行ったら、もう、脳味噌が溶けそうなシチュエーション。雪がギュギュッ・・・と鳴くのだ。記念写真を撮ったり、展望台に登ったりしながら、やまびこを何本かすべる。(やまびこのフードリフトは10分弱待ち)。

今回のメンバーは(っつうか、いつものことだが)レベルが揃ってるため、ほとんど時間のロスがなく滑ることができる。気がついたことを、ワンポイント・アドバイス。

昼前になり「雪がいいうちにスカイラインを」ということで、一気に5キロを滑る。牛首も人は多かったモノの、それほどコブもきつくなく快適。下まで行っちゃったんで、定番のげんたろうやレストハウス。昨年に引き続き「外道」ぶりを発揮。宿のリフト券についてきたポイントカードで生ビールを飲み、とにかく大盛りを頼んで「800円にして」とお願いする。挙げ句の果てには野沢菜までサービス・・・。結局、おいらはビール3杯呑んじゃいました。

午後(っても、2時になってたな)は再度やまびこへ。これだけ晴れているのに雪が緩んでこない。宿の若旦那(元・国体の選手なのだ)に言わせると山頂付近の気温はマイナス15度らしい。暖かくて、雪がいい。
熱の伝わり方には輻射と伝導と対流があるわけだが、太陽の輻射熱ってのはすごい。気温が低くても寒くないのだ(あれ?じゃあ、なんで雪は溶けないんだ?)ただ、リフト待ちが解消されず、勿体ないのでいつもの水無ゲレンデへ。ここはいつ来ても空いている。

結局リフトが停まるまで水無で滑って、シュナイダー経由で宿へ。シュナイダーでは事故で人が倒れていたなぁ。それを横目で見ながら、おいら、死んだバーちゃんの遺言を破り、コブを攻めてみた。

夕食のあとはお決まりの宴会。宿の若女将、若旦那の妹のしーちゃん(野沢スキースクールのイントラなのだ)も一升瓶片手に部屋に来てくれたの。昨年同様、定番の「わたスキ」。しーちゃんはイントラなのにわたスキを知らなかったそうで、おいら達が観ながら「あーでもない」「こーでもない」と言ってるのに、大層驚いた様子だった。

12時過ぎに、流れ解散。いつのまにか押入れで寝てしまった(にしても、今シーズンは押入で寝ることが多いなぁ。)

18日(日)快晴

この日もいい天気。あれだけ呑んだのにすっきりと目覚める。
朝食、部屋の片づけ、精算、荷造りを終え、ゲレンデに向かったのは10時くらいだろうか。ゴンドラの混み具合は前日と同じくらい。山びこへ向かい、1本滑って、山頂で早くもかついできたビールとワインを飲む。リフト待ちがうざいので(「朝いちで山びこ」というのは、万人が取るパターンのようだから、一考の余地有り)、上の平へ移動。小生は何組かのシャッターを押してあげる。頼みやすいようである。

上の平では、昨晩のわたスキの影響で、ムカデはやるわ、チャールストン(内足ターンね)はやるわ、板一本取られて片足スキーはやるわ、バーンもやるわ。細切れで良いから名場面をビデオに撮って、あとでつなげてBGMをくっつけるだけでもやりたいものだ。

上の平の「白銀」で昼飯。ここの野沢菜炒めはビールが進む。ここでも外道ぶりを発揮して、ビールを「お通しはいらないから。」と負けて貰ったり、メニューにないのにライスだけ頼んで、他の人が残したラーメンのスープで昼飯を済ませたり。あ、ラーメンはごま味噌がお奨めだと思う。

食事の後、Y田くん&連れが下山。ここで、子どもの強化練習に着いてきた若女将を発見。残る6人で滑るも、結構ビールが効いてきてフワフワ。みんなとっととお茶にいってしまったが、おいらは、チャレンジ&シュナイダーを攻めに行く。地元の「強化選手」たち(小学生)は「おいおい、こんなとこ滑るのかよ」ってところを次々に滑っていく。酒が入っているので断念したが、一度は滑ってみたいバーンであった。

3本目のシュナイダーを降りて日影ゴンドラにむかうところで、キッズスクールの一団を発見、近づいていくと愛しのしーちゃんがいるではないか。ちょうど、子ども達のおやつの時間だったので合流する。アシスタントのうら若き女性コーチ陣とわたスキ話で盛り上がる。

そうこうするうちに、本隊もお茶を終わり引き上げ。4時に宿に戻り、風呂はいって、土産買って、5時過ぎに野沢発。にしても、野沢村内の交通はなんとかならんのだろうか。

東京組が長野駅まで送ってくれた。小生の電車の時間までの1時間あったので、駅近くの鳥料理屋での晩飯に付き合ってくれた。電車には日本酒を仕込んでいったのだが、久しぶりに「滑りに滑る週末」だったせいか、疲れがどっとでて、アイマスク、耳栓をしたまま、名古屋まで眠りこけてしまった。(気づいたら、隣の席に妙齢の女性が座っていた・・・不覚)

終点名古屋で降りるときに、デッキに置いた板を忘れそうになった。やばいやばい。

それにしても、良く滑った。2日間、午前、午後とも、殆ど休みなしだったもん。ここのところの天候のせいもあって、今シーズンは2日間丸々滑るってことがなくて、少々欲求不満気味だったのだが。今回は、それを一気に解消できた。満足!!

【データ】

滑走日 :01年2月17〜18日(シーズン通算滑走日数21日)
ゲレンデ:野沢温泉
アクセス:往路10時間 復路6時間(いずれも、待ち時間を含む)
天候  :2日とも快晴
リフト待:ゴンドラ15分程度、やまびこリフト10分程度
リフト券:2日券8,500円(宿にて購入)

【おこづかいちょう】

ツアー費 : 10,700円(宿泊費、酒代)
リフト代 :  8,500円
交通費  : 13,600円(往路バス6,500円、復路特急7,100円)

 計     32,800円

シーズン累計:324,150円



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