初・初ツアーパソコン通信の仲間と盛り上がって「初心者・初級者向けのまじめに滑るスキーツアー」を企画。先生ふたり、生徒7人のこぢんまりしたものでしたが、そこそこの成果が上がったと思います。しかし、日本列島を大雪がおそったため、思わぬ展開に・・・。9日(金)雪泊まったのは、乗鞍高原の美鈴荘。宿が1.5泊3日(3食付き)1万1000円という割安パックを設定していたので、全員、前泊をつけた。この宿は、ホームページも充実してますが、泊まり客がインターネットし放題というのが驚き。ロビーに2台のパソコン(WinとMacが一台ずつというのが泣かせる)が設置されているほか、各部屋にLANのジャックがあり、パソコンとLANケーブルを持参すれば、部屋でインターネットができるのである。IT最先端である。(ちなみに、宿の予約もE−MAILでできるのである。) 1名が先乗りして、自主トレ。ぴなは、松本で友人がやってる居酒屋で待機して、東京からのクルマに拾って貰うはずのだった。ところが、予定したクルマがかなり遅れる見込みになったこと、自分自身も予定した特急に乗り遅れたこと等から、松本駅で別のクルマに拾っていただくこととなった。 ちなみに、名古屋−中津川ー松本と普通列車を乗り継いだのだが、名古屋駅のホームに「生ビール」(中ジョッキ380円)を呑ませるきしめんスタンドがあったので、当然、戴き、さらに列車にはワンカップを持ち込んだので、さながら夜汽車の旅という趣であった。 松本午前0時ちょい前にピックアップしてもらい、深夜1時に乗鞍の宿に到着。つくづく携帯電話のありがたさを実感。これがかつてなら、みんなで路頭に迷うところであった。 その後、2時、3時と後続部隊が到着。ひと風呂浴びて(ここは24時間、温泉に入れるのだ)、ビールを呑みながら、スキーのビデオや、検定の教程本なぞを見て、寝たのは4時。 10日(土)雪前夜に続き相当の雪。長野県内の高速道路は軒並み通行止めとのことで、前夜のうちに乗鞍入りしていなかったら、ツアーそのものの成立が危かったところだった。7時半に起床(できた人は少なかったが)、朝食をとり、宿のバスにて9時半にゲレンデへ。 軽い足慣らし、「レッスン前ビデオ」の撮影の後、ふた班に分かれてレッスン。コーチ役はぴなと既に今シーズン2度登場の職場の『同僚』である。(これまで『先輩』と書いていたが「自分は学年は上だが、入社は後だろ。」とご本人からクレーム(笑)がついた(彼は転職組)ため、これからは同僚と書くことにする。) ひと班はプルークボーゲンの初歩をマン・ツー・マンで、もうひと班はプルーク〜パラレルまでの個々のレベルに応じてチェック。「初心者向け」ということで募ったが、実際には初心者〜中級者まで様々なレベルの人が集まったので、なかなか教える側としては苦労する。2時間、びっしりレッスンをして昼食。 午前と午後のレッスンの間に、コーチ陣だけで何本か滑り、午前中のレッスンの様子について情報交換、午後の班分け等を相談。結構マジ 午後は1時半から、班替えをして、レッスン。 ひと班は「ずらし」を意識した滑りを、もうひと班はこぶの滑り方等「ひとつ上のテク」を練習。最後に「レッスン後ビデオ」を撮影して4時にレッスン終了。 ひと休みする人、さらに自主トレする人等いましたが、4時半に宿の迎えが来たので、全員あがり。 宿に戻ると、既にクルマは雪に埋もれており、大型の除雪車が駐車場の除雪をするのに合わせて、クルマの移動。暖かい部屋でぬくぬくと見ていたが、まるでパズルのようにクルマをずらして除雪をしていく様は、感動的でさえあった。ドライバーの皆さん、寒い中、お疲れさま。 これらが終わって夕食にありついたのが6時。鍋を囲むという宴会のような夕食でした。次回泊まることがあったら、是非雑炊にチャレンジしたいものだ。(現に、常連らしき団体は、生卵を調達して、うまそうな雑炊を作っていた。)。 8時からミーティング(兼宴会)。昼間撮ったビデオをプロジェクターで壁に貼ったシーツで大写しにして、講師陣からレッスン前・後の滑りの違い、さらにそれぞれの滑りの見習うべき点、注意すべき点について解説。自分の滑りをじっくりビデオで見る機会がない人も多く、何度も再生して、ポジション、ひざの使い方、エッジング等をチェック。質問に応じて、講師陣がその場で実演する場面も。 このビデオレッスンが終わった頃は既に11時を回っており、ビール、ワイン、日本酒の空き瓶、空き缶が並ぶ。さらにミーティングは続き、ゲレンデで事故に遭遇したときの対応の仕方や、いざというときのために携行したほうがよいもの等について、救急法の教科書等も参考にしながらアドバイス。 とにかく、最初から最後までスキー漬けのミーティングが終わったのが2時過ぎ。 11日(日)雪予報では天気は回復に向かう筈だったのですが、各所で通行止めとの情報。インターネットで道路公団のHPにアクセスして詳細を確認しようと試みるも、アクセスが集中していたためか、開けず断念。裏技(真似をする人が増えると困るので内緒)によって、何とか情報を得る。(この情報は、宿の人に重宝がられ、他のお客さんにも伝えられた・・・)。帰りの時間は天気次第にすることにしたため、自車3台に分乗してゲレンデへ。この日は、班分けをせず、昨晩、指摘されたことを各人がチェックしながら、長い距離を滑ることにする。コーチ役は、ひとりが先に、生徒の注文に応じて、ポジション、リズム等を大げさに、いわば見本になるように滑り、注文を付けた人はそれを参考に、それ以外の人は各人自分のテーマで滑る方法である。(ぴなも同僚もトレインには批判的なため、やらなかった。)もう一人の講師は適宜ビデオを撮りながら、後ろから各人の滑りをチェック。気づいた点をアドバイスするというサンドイッチ方式を採った。 3時間券をフルに滑って、遅い昼食。宿に戻り、さっと入浴し、出発が14:30。ところがこの時点で、突如、国道158号が通行止めになったとの情報が入り、一瞬、陸の孤島になった。さらに情報収集に努め、思案していると西側の安房トンネルの通行止めは解除になったとのこと。こうなったら、いやでもそちらに行くしかない。検討の結果、乗鞍−安房トンネル−高山−東海北陸道−名古屋−東名−東京という経路で戻ることとなった。何と名古屋経由である。9名のうち名古屋に帰る唯一のぴなとしては願ったりかなったり。(出発後、158号の松本方面も開通しそうだ・・・との情報があり、栃木へ帰る1台はUターン) 途中、高山で「」に寄った。転んでもただでは起きない面々である。おいらも熟成ソーセージ、豚肉の香味揚げ、にんにくのソーセージを買いました。今週末のツアーに持っていこうかしら。 高山の先で東海北陸自動車道に乗ったのだが、岐阜県側のスキー場からの帰り車のピークに当たったのか、最高35キロの渋滞。ナビ搭載車を先導にして、クルマ1台がやっと通れるような裏道を駆使して走り、ぴなが乗ったクルマが名古屋インター近くの地下鉄駅についたのは宿を出てからちょうど7時間たった21時半。ぴなはそこから地下鉄とバスを乗り継いで帰宅。他のメンバーは東名を東にひた走り、日付が替わった頃に東京に戻った模様。 【今回のキーワード】 とにかく雪、雪、雪 【データ】滑走日 :01年1月27〜28日(シーズン通算滑走日数15日)ゲレンデ:乗鞍高原 アクセス:往路5時間 復路8時間 天候 :初日、二日目とも雪 リフト待:なし リフト券:週末1日券4,000円(宿の割引券利用で3,500円) 2時間券2,300円、3時間券2,700円、4時間券3,200円 【おこづかいちょう】ツアー費 : 13,000円(宿泊費、酒代)リフト代 : 7,000円(宿の割引券利用) 交通費 : 7,000円(往路の電車賃3,500円、復路はそれと同額を同乗車に負担) 計 27,000円 シーズン計:228,900円 |